ローランドDGが低溶剤インクジェットプリンタの新ブランド「トゥルービズ」を立ち上げ
ローランドDGが低溶剤インクジェットプリンタの新ブランド「トゥルービズ」を立ち上げ
ローランド ディー.ジー.株式会社は、低溶剤インクジェットプリンタの新ブランドとして「TrueVIS(トゥルービズ)」を立ち上げたことを発表。同ブランドより、最大64インチ幅の用紙に対応する「VG-640」と、最大54インチ幅の用紙に対応する「VG-540」を2016年7月に発売する。両モデルはインクジェットプリンタの機能とカッティングマシンの機能を1台に統合したプリント&カット機。新開発のプリントヘッド「Roland DG FlexFire」4基を搭載している。スタンドおよびRIP&Printマネジメントソフトウェアを含む標準価格(運送 / 設置費別)は、「VG-640」が288万円(税抜)で、「VG-540」が248万円。
>>>MdNの印刷通販比較サイトTOPへ戻る
>>>MdNの印刷通販比較サイトTOPへ戻る
「TrueVIS」は、屋内外に掲示される広告看板やポスター、表示物などを作成するサイン・グラフィックス市場に、次世代のソリューションを提案することを企図したブランドだ。次代の低溶剤系インクジェットプリンタが提供すべき価値をあらためて検討し、その在り方を再定義すべく立ち上げられている。「VG-640」および「VG-540」でも、新型ヘッドに最適化された低溶剤インク「TrueVIS INK」も新開発して採用。CMYK4色に加え、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトブラック、ホワイトが取り揃えられており、各インクは500ccのパウチ式カートリッジで提供される。CMYK4色を2セット用いるインクタイプでは、1色につき1Lのインクの搭載が可能。一方のインクがなくなると、自動的にもう一方からインク供給する「Roland Ink Switching System」と合わせて、大量印刷に役立つ。
出力用ソフトウェアとしては、新エンジンを搭載した「Roland VersaWorks Dual」を標準搭載。Windows 10、8.1、7 Ultimate / Professionalに対応する。同社リリースでは、PostScriptファイルに加え、新たにPDF形式のファイルを直接処理する新エンジンが搭載され、ドロップシャドウなどの透明効果を含む出力データも忠実に再現できることが特徴として挙げられている。インターフェイスは100/1000BASE-T。同社初の機能として、出力業務の効率化のためのアプリケーションソフト「Roland DG Mobile Panel」も用意されており、Bluetooth接続したスマートフォン / タブレット端末上で、プリンタの操作や各種設定を行うこともできる。「VG-640」は本体サイズが2945(幅)×1310(高さ)×745(奥行)mm、重量が205kgで、プリント / カッティング幅が最大1600mm。「VG-540」は本体サイズが2685(幅)×1310(高さ)×745(奥行)mm、重量が191kgで、プリント / カッティング幅が最大1346mm。