日本デザイン振興会、「グッドデザイン賞」の2017年度受賞結果を発表
公益財団法人日本デザイン振興会は、2017年10月4日(水)に、主催事業である「グッドデザイン賞」の2017年度の受賞結果を発表した。「グッドデザイン賞」は1957年から続いているデザイン賞で、商品 / 建築 / ソフトウェア / システム / サービス / 人による活動など、非常に広いデザインの領域を対象としていることが特徴。2017年度には4495件の応募があり、その中から全1403件の受賞が決定している。
2017年度の「グッドデザイン賞」では、昨年から比べて審査対象が410件増加した。受賞企業数も昨年から140社多い958社で、受賞件数は174件増えている。全1403件の受賞の中には、2017年を象徴するデザインとして選ばれる「グッドデザイン大賞」の候補7件が含まれており、同日より開催される入場無料の「みんなでグッドデザイン大賞」展に出展されて、来場者による決定投票を受け付ける仕組みだ。また、受賞作の中には、特に独自性 / 提案性 / 審美性 / 完成度などを高く評価された「グッドデザイン・ベスト100」も含まれており、長年にわたりユーザーに支持されてきたデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」の25件も発表されている。
「グッドデザイン大賞」の候補に選ばれたのは、株式会社文響社の「うんこ漢字ドリル」、ヤマハ株式会社のカジュアル管楽器「venova」、ソニー株式会社 / ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社のスマートプロダクト「Xperia Touch」、東日本旅客鉄道株式会社のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」、日本メドトロニック株式会社のリードレスペースメーカー「Micra 経カテーテルペーシングシステム」、岩手県陸前高田市の「陸前高田市立高田東中学校」、プラネット・テーブル株式会社の生産者支援プラットフォーム「SEND」。「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」は、10月28日(土)までGOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル 1F)で開催され、11月1日(水)の結果発表が予定されている。