国立極地研究所、国文学研究資料館、総合研究大学院大学によるオーロラと人間社会の過去・現在・未来を研究する「オーロラ4Dプロジェクト」は、プロジェクトが持つ1万文字を超えるくずし字データベースをもとにした文字変換サービス「くずし字、いろいろ。」を公開している。
本サービスは、Webサイトで文字を入力するだけで、くずし字に変換できるジェネレーター。古典籍や古文書に親しんで欲しいという思いから作成された。データは、国文学研究資料館が作成し、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)で公開されているデータを活用している。
変換の際は、なるべくひらがなで入力すると変換されやすく、1回で変換できる文字数は25文字まで。試しに「くずしじじぇねれーたー」と入力すると“ず”や“―”は変換されず、空白が目立つ結果となった。変換できない文字は空白になるのだが、濁点などは変換されないことが多いようだ。
今度は「あいうえおかきくけこさしすせそ」と入力すると、基本の五十音を並べただけあり、全て変換された。変換時には、御伽草子にあるような古めかしい挿絵が追加されるのもユニーク。
くずされた文字については、1文字ずつくずし字の拡大と出展情報も表示されるので、文字をもっとよく知りたいという人にはうってつけの機能だ。
「くずし字、いろいろ。」
URL:https://lab.nijl.ac.jp/kuzusu/
2018/05/07