巨大iPodがピサの斜塔のように傾いたデザインのビル「The Pad」、2018年後半開業予定
ドバイの運河に面して建つ「The Pad」はその奇抜なデザインで知られる。AppleのiPodをモチーフに、充電ドックに立てかけたようなビルは、わざと傾きをもって建てられている。外壁はLEDでカラフルに彩られる予定で、世界一の超高層ビル、ブルジュ・ハリファが建つエリアでも一際存在感のあるビルになる。
建物は香港の建築家James Law(ジェームズ・ロウ)氏の設計。2006年から建築が続けられており、当初は「iPad Tower」と呼ばれていた。24階建てのタワーはピサの斜塔の約4度よりも傾いている6.5度の傾きで建てられている。
ビルはマンションとして分譲されており、253室のアパートメントを有する。室内はその外観にふさわしいテクノロジーが詰め込まれ、住民の健康をリアルタイムで分析してレポートを表示するトイレや世界各国の映像を映し出すVR、室内コントロールを行うiPad miniなどが計画されている。
部屋の価格は、1ベッドルームの最も安いタイプで約3443万円、3ベッドルーム2バスルームの最高級タイプだと約1億8120円となっている。
部屋の価格は、1ベッドルームの最も安いタイプで約3443万円、3ベッドルーム2バスルームの最高級タイプだと約1億8120円となっている。
地震のないドバイでは超高層建築などかなり自由な建築が許されているが、傾きを持ったビルは、新たな町のランドマークになりそうだ。