キヤノンMJがインクジェットプリントに対応するFeliCa Lite-SタイプのICカードを発売
キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、「インクジェット対応ICカード FeliCa Lite-S版」を、2018年7月上旬に発売する。インクジェットプリンタでの出力が可能なICカード。企業や学校での社員証や学生証などのIDカード内製化に役立つ。価格はオープン。
従来、ICカードの作成には、専門業者への依頼や昇華型熱転写方式プリンタを用いた出力が必要とされていた。近年では、労働時間の適正な管理のために勤怠管理システムを導入する企業や学校が増加し、個人情報を取り扱う部屋の入退室を記録するシステムも増えていることなどから、より手軽にICカードを作る方法のニーズが高まっている。
そこで登場したのが、今回の「インクジェット対応ICカード FeliCa Lite-S版」。インクジェット方式のカードプリンタ「CX-G6400」や「CX-G2400」を用いた出力に対応している。
「CX-G2400」を使用した場合には、カラー片面で50枚/分(固定データをプリントする場合)の出力が可能で、インクコストは1枚につき約2円(キヤノンの標準カードサンプルの出力時)。ICカードの作成業務において、効率化とコストの削減を図ることができる。