実験的クリエイティブユニットのCMYKが古紙の印刷廃材を再利用した「大喜利印刷」のプロダクトを公開
全日本印刷工業組合連合会で組織された実験的クリエイティブユニット「CMYK」は、「大喜利印刷」プロジェクトによる全プロダクトを初公開した。同プロジェクトは、Twitter上にある“欲しい”のつぶやきを参考にして、年間2000万トン以上排出される古紙の印刷廃材を再利用し、ユニークな視点でプロダクトを開発するもの。印刷廃材とアイデアと技術を掛け合わせ、メンバー企業の4社(有限会社三共印刷所 / 有限会社篠原紙工 / nakabi株式会社 / 株式会社平山印刷)による企画立案でさまざまなアイテムが生み出されている。
本プロジェクトでは、「早弁専用ゴーハン英和辞典」「パラパラまんがマシン『P16号』」「紙ナプキンメモ帳」「押し鉄巻物」「印刷屋さんの芳香剤」「ガムテープ文字ジェネレーター」「ワンプ de...」「障子の星空」「HALTONE」といったプロダクトが開発された。たとえば「障子の星空」は、天候や時間に関係なく部屋で星空を楽しむために開発された障子。黒色の障子紙と光量を調整するトレーシングペーパー(透写紙)の“重ねワザ”で実現されている。
各プロダクトは、2019年2月5日(火)まで、渋谷 FabCafe MTRL(東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 2F)で展示。なお「CMYK」では今後もTwitter上で“お題”となる「あったらいいな」というハッシュタグ(#大喜利印刷)付きのツイートを募集しており、PR事務局の判断のもとで不定期に創作を行っていく。