伊勢丹の包装紙のデザインが1997年以来の22年振りにリニューアル
伊勢丹各店の包装紙が、2019年2月20日(水)から新デザインへと刷新される。フランス人アーティストのフィリップ・ワイズベッカー氏がデザインを手掛けており、タイトルは「radiance(ラディアンス)」と名付けられた。白い紙の上に色鉛筆で赤、黄、緑の手描き線を引いたデザインで、放射状に光が広がる“無限のひろがり”を表現している。
百貨店の顔とも言える包装紙のデザインを伊勢丹が変更するのは、1997年以来で22年振りのことだ。そのデザインには、“贈り物は贈る人と贈られる人の想いをつなぐもの”という想いが込められた。伊勢丹のショッピングバッグとして親しまれているタータンチェック(マクミラン/イセタン)に用いられている3色を採用した構成。迷路のような線の間には文字が点在しており、1文字ずつを追っていくと「I・S・E・T・A・N」となる。
作者であるフィリップ・ワイズベッカー氏は、1942年生まれでパリとバルセロナにアトリエを持つアーティスト。今回のリニューアルに伴って開設された伊勢丹のスペシャルサイト(https://cp.mistore.jp/isetan/radiance.html)では、アートディレクターの葛西薫氏や、友禅作家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の森口邦彦氏を交えて、3人で新しい包装紙とクリエイションについて語り合っている特別鼎談「時代を越えて、贈られるもの」も公開されている。