100,000円の金箔本! 京極夏彦の作家生活25周年記念『本革金箔装 姑獲鳥の夏』
講談社は、小説家・京極夏彦の作家デビュー25周年を記念し、同氏のデビュー作『姑獲鳥の夏』の限定特装版、『本革金箔装 姑獲鳥の夏』を刊行する。
本書は、金沢の老舗『箔座』とのコラボレーションによる『本革金箔装 姑獲鳥の夏』。本革表紙に一冊総金箔を施した10万円の豪華本。
装幀は京極作品を長年手掛けてきたブックデザイナーの坂野公一。『姑獲鳥の夏』の作品世界を黒、赤、金のコントラストで表現した。
数量限定完全受注生産によるコレクターズアイテムとして、三井ショッピングパーク「&mall(アンドモール)」上で、4月20日12時から受注をスタートする。
装幀は京極作品を長年手掛けてきたブックデザイナーの坂野公一。『姑獲鳥の夏』の作品世界を黒、赤、金のコントラストで表現した。
数量限定完全受注生産によるコレクターズアイテムとして、三井ショッピングパーク「&mall(アンドモール)」上で、4月20日12時から受注をスタートする。
【ブックデザイナー 坂野公一のコメント】
世界に誇る箔座の技術と日本の伝統文化にも造詣の深い京極夏彦氏の作品の邂逅。黄金の本が誕生した。
京極夏彦さんのデビュー作である『姑獲鳥の夏』は、すべての始まりとなったノベルス版刊行後、文庫版やコミックスなど形を変えて数多くのバージョンがリリースされてきました。それらの装幀にも数多く関わらせていただきましたが、今回決定版とも言える一冊のデザイナーとして、ご指名をいただきました。それが『箔座』とのコラボレーションによる限定特装版。「姑獲鳥の夏 ゴールド」とでも呼ぶべき特別な一冊です。
「本を金箔で覆う」とはどういうことだろうか。それを収める箱はどうあるべきだろうか。黄金に輝く本を発想の起点としてさまざまなデザインストーリーが浮かび上がるなか、〈黒には、闇。赤には、姑獲鳥。金には、児〉のイメージをなぞらえる。つまり「姑獲鳥」自体を体現する装幀こそが最適解と考え、デザインをまとめました。
金色に輝く児を母胎から取りあげるが如く、この黄金の本を母胎にも棺にも感じられる箱の中から取り出すことで、『姑獲鳥の夏』が刊行された25年前の晩夏に思いを馳せつつ重層的な産声を感じる──そんな体験を伴う装幀になればとの思いを込めて。
世界に誇る箔座の技術と日本の伝統文化にも造詣の深い京極夏彦氏の作品の邂逅。黄金の本が誕生した。
京極夏彦さんのデビュー作である『姑獲鳥の夏』は、すべての始まりとなったノベルス版刊行後、文庫版やコミックスなど形を変えて数多くのバージョンがリリースされてきました。それらの装幀にも数多く関わらせていただきましたが、今回決定版とも言える一冊のデザイナーとして、ご指名をいただきました。それが『箔座』とのコラボレーションによる限定特装版。「姑獲鳥の夏 ゴールド」とでも呼ぶべき特別な一冊です。
「本を金箔で覆う」とはどういうことだろうか。それを収める箱はどうあるべきだろうか。黄金に輝く本を発想の起点としてさまざまなデザインストーリーが浮かび上がるなか、〈黒には、闇。赤には、姑獲鳥。金には、児〉のイメージをなぞらえる。つまり「姑獲鳥」自体を体現する装幀こそが最適解と考え、デザインをまとめました。
金色に輝く児を母胎から取りあげるが如く、この黄金の本を母胎にも棺にも感じられる箱の中から取り出すことで、『姑獲鳥の夏』が刊行された25年前の晩夏に思いを馳せつつ重層的な産声を感じる──そんな体験を伴う装幀になればとの思いを込めて。