ミマキエンジニアリングが大型フラットベッドUVインクジェットプリンタ「JFX200-2513 EX」を発売
株式会社ミマキエンジニアリングは、2019年5月から、大型UVインクジェットプリンタ「JFX200-2513 EX」の販売を開始する。フラットベッドタイプの製品で、2013年に発売された「JFX200-2513」の後継機。エントリーモデルとしての位置付けながら、高付加価値プリントと高生産性を兼ね備えている。販売予価は780万円(税抜)。
本製品は、最大で2500×1300mmのサイズの印刷に対応している。50mm以下の厚みのメディアに対応し、透明/有色ボード、木材、ダンボール、金属など幅広い素材への直接プリントが可能。そのため、サインパネルやディスプレイ(什器)や建材など、さまざまな用途に活用できる。
インクはC/M/Y/K/ライトシアン/ライトマゼンタ/ホワイト/クリアで、プライマーの併用可。インターフェイスは、従来からのUSB接続に加え、Ethernet接続にも対応した。新開発ヘッドユニットの採用で、ホワイト&カラー同時プリントの速度は、従来機種と比べて200%向上。また、新たに追加された「Draftモード」では最高で毎時35平方メートルの高速プリントを行える。
同社が以前から提案している付加価値プリント技術「Surface Imaging」の1つとして「厚盛り印刷」(UVインクを何層も重ねることで表面に立体感を持たせる技法)があるが、この表現力も向上した。純正ソフトRIP「RasterLink6 Plus」の新機能の「2.5D Texture Maker」によって、多段階調のデータの簡単な作成を実現。層ごとのデータを手作業で用意する必要なく、層によってサイズが異なる階段状のデータの容易な作成が可能となり、気軽に半立体的で滑らかな“2.5Dプリント”の表現を行える。