“受胎告知”に発想を得て制作された作品を紹介する「狩野宏明展 -爆発するマリア-」
2019年9月27日(金)から10月12日(土)まで、ギャラリー広田美術にて「狩野宏明展 -爆発するマリア-」が開催される。作品の制作をしながら奈良教育大学の准教授としても活躍している狩野宏明氏の個展。15世紀イタリアの画家のフランチェスコ・デル・コッサによる「受胎告知」に発想を得て制作された作品を紹介する。日祝休廊で、時間は11:00〜19:00。
1983年山形県生まれの狩野宏明氏は、2010年に筑波大学で博士号を取得後、文化庁の海外研修でフィレンツェに2年間滞在した。本展は、大作を含む約15点の新作展。「受胎告知」を画集で眺めていたときに、大天使ガブリエルの身振りが何かのボタンを押しているように見えたことから、その行為をきっかけに画中に描かれた聖母マリアが大爆発を起こす、というヴィジョンを思い描いて作品を制作している。
「爆発するマリア」には決して破壊や暴力としてのネガティブな意味はなく、想像的で生命力を持った“爆発”の意味。また、“ボタンを押すガブリエル”は“選択”と“賭け”の象徴とし、唯一の現実を生み出すと同時に、無数の可能世界を生み出す分岐となる“選択”と“賭け”を肯定的に表現することが試みられている。
■期間:
2019年9月27日(金)~10月12日(土)
■開催場所:
ギャラリー広田美術
東京都中央区銀座7-3-15 ぜん屋ビル 1F
■問い合わせ先:
ギャラリー広田美術
url. http://www.hirota-b.co.jp/
2019年9月27日(金)~10月12日(土)
■開催場所:
ギャラリー広田美術
東京都中央区銀座7-3-15 ぜん屋ビル 1F
■問い合わせ先:
ギャラリー広田美術
url. http://www.hirota-b.co.jp/