やれ
ヤレとは印刷物を生産する過程で生じる、無駄になってしまった紙のこと。「ヤレ紙」「損紙」ともいう。主に版の見当あわせやインキの濃度調整のために試し刷りをした際に生じる紙のことを「ヤレ」と呼ぶことが多い。ヤレが大量に発生すると、コストが高まり、印刷会社の経営を圧迫することから、最近では印刷の標準化を進めて試し刷りを極力減らす努力が行われている。また印刷機も少数の試し刷りで濃度が合うよう改良が進められている。なお、こうしたヤレや印刷不良、加工不良などが発生した場合に備え、実際の刷り部数より多めに紙を準備しておくことが通常である。こうした紙を予備紙という。見積額は予備紙を含めた金額になっていて、印刷予備を商品と併せて納品してくれることはあっても、後から予備分を請求されることは無い。
調べたい単語の頭文字を選びクリックしてください。
2.15-2.21
現在