ロゴデザインでやるべき5つのこと 〜ロゴFIXまでの過程を全公開!〜 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

ロゴデザインでやるべき5つのこと 〜ロゴFIXまでの過程を全公開!〜

2019.12.8 SUN

ロゴデザインでやるべき5つのこと 〜ロゴFIXまでの過程を全公開!〜


▼INDEX

①ビジョンに基づいてロゴ案を作成

②カラーロゴのコンセプトを強化
③単色でも成り立たせる
④ロゴの展開案・世界観まで作る
 -アルファベット
 -プロフィール画像
 -ロゴの世界観
⑤最後のブラッシュアップ
 -単色ロゴの模様を変更
 -カラーロゴのグラデーションと模様の調整
 -カラーロゴの色彩調整
サイバーエージェントのAmeba部門には、「AID」というデザイナーの横軸組織があります。組織の社内外ブランディング強化のために、ロゴを制作しました。社内でロゴコンペを行い、最終的に私のロゴが選ばれたのですが、私がロゴ完成までにやった5つのことを、今回は詳しくお話ししようと思います。
※AIDとは
AIDとは「Ameba Innovation Designers」の略で、Amebaが提供しているサブブランド事業のデザイナーの集まりです。


①ビジョンに基づいてロゴ案を作成

AIDリーダーが定めた下記のビジョンやキーワードに基づいてロゴを作っていきます。

Vision

DESIGNの力で社会に新たな価値を創出する

AID IZM

Enjoy Innovation!共創しながら、革新を楽しもう!

キーワード

革新 共創 助成 個性

私は、こちらの2案をコンペに提出しました。

A案

幾何学図形とグラデーションを組み合わせ、シンプルかつインパクトのあるロゴを目指しました。カラフルな色で「個性の集まり」と「Enjoy Innovation!」を表現。グラデーションを入れることでまだ色が定まっていない様子を表し、「創造中」と「みんなでAIDを創り上げていく」という意味を込めました。


B案

個の象徴である「I」をAIDの各文字に入れ込み、「個性が集まって創造する」という意味を込めました。「I」の部分を太くし、個の力を最大限に引き出し伸ばしていくことを表現しています。

コンペには29案のロゴデザインが集まったのですが、A案は一番投票数をもらうことができ、5案に絞り込んだ第2回目のコンペに進むことになりました。
▲コンペに集まった29案のロゴ

▲コンペに集まった29案のロゴ

▲良いと思った案に投票する様子

▲良いと思った案に投票する様子



②カラーロゴのコンセプトを強化

第2回目のコンペでは、選ばれた5案にAIDリーダーからブラッシュアップポイントを伝えられ、よりコンセプトが伝わりやすいデザインになるように各々ブラッシュアップしました。

私はカラーロゴについて、「カタチとしての一工夫」「読めるロゴにする」というブラッシュアップポイントを伝えられました。

それを踏まえて、

  • ●よりたくさんの図形と色を使い「個性」と「Enjoy Innovation!」を強調
  • ●それらを組み合わせることで、AIDで「共創」していく様を表現
  • ●形を組み合わせる際に、いびつな形、途切れた形にすることで「創造中」を表現
  • ●グラデーションとシャープな形でスタイリッシュさを出し「革新」を表現
というブラッシュアップを行い、よりコンセプトが強調されるよう工夫しました。


③単色でも成り立たせる


ブラッシュアップポイントでもう一つ、「単色でも成り立つようにする」というものがありました。

多数の色と形の組み合わせをコンセプトにしているロゴなので、単色にした際に色と形が見えなくなってしまうとコンセプトが伝わりません。

どうしたものか…と悩んだ結果、「模様」を入れ込むことで解決することにしました!

図形のつなぎ目に模様を入れることで、各図形の輪郭が見えるようになりました。また、複数の模様を使い、単色でも「個性」を感じられるようにしています。


④ロゴの展開案・世界観まで作る


第2回目のコンペでは、ロゴデザインだけでなくロゴの展開案や世界観作りまでが課題になりました。
私は、このロゴがAIDの象徴であり、AIDメンバーの証になるようにしたかったので、メンバーの名前やプロフィール画像に使える展開案を考えました。

アルファベット
このロゴの色と図形の組み合わせは無限大です。AIDには無限の可能性があるという意味も込めて、図形の組み合わせを活かしてアルファベットを作りました。

メンバーの名前に使用するとぐっと革新的な名前になります!
また、アルファベット化する際に使う図形の種類を決め、どんな組み合わせにしてもロゴのイメージから逸脱しないようにしています。
後々ロゴとアルファベットをステッカーにして、PCに好きな文字を貼ったりしたいな〜と思いながら作りました。

プロフィール画像
ロゴに使用している図形を散りばめて、プロフィール画像の枠を作りました。 メンバーのプロフィール画像が統一されチーム感が出ますし、チーム外の人からも「あ!AIDの人だ!」と認知されやすくなることを狙っています。
ロゴの世界観
また、AIDのブランドイメージ画像とロゴを使ったステーショナリーデザインも作り、実際にどういう世界観でこのロゴが使われていくのかイメージしやすくしました。

⑤最後のブラッシュアップ

2回目のコンペの結果、私のロゴが選ばれることになりました。しかし、これで終わりではありません。ここからさらにブラッシュアップして完成度を高めていきます!

※ここから先、私がどのようにブラッシュアップをしていったか、詳しい工程はこちらのblogをご覧ください。



PROFILE

松本 美由貴(まつもと みゆき)

多摩美術大学卒業後、2012年サイバーエージェントへ新卒入社。アメーバブログや複数のコミュニティサービスのデザイナーを経て、現在はグループ会社(株)ASTROBOXにて占いサービス「Ameba占い館SATORI」のデザインを担当。2歳の女の子のママ。

 

twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS

こんな記事も読まれています

この連載のすべての記事

アクセスランキング

11.25-12.1

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在