夕日の沈む海が好きだ。ピンク色のようになっていく夕暮れは美しい。そして、暮れてしまったあとの、ほんのりとした寂しさがいい。とはいいながら、それからお酒を飲んでしまったりもするのだけど。夕日の沈む海 朝焼けを見る生活をするのは難しいばかりか、どちらかというと、徹夜明けの苦々しい朝日に感じてしまうのに対して、夕焼けを見ることのできる生活、その時間にすこしゆったりできる生活というのは、いいなあと思うのだ。昔、ある時期、よく夕日を見てビールを飲んでいた。そのときは、ほかには何一つなかったのかもしれない。それでも、その時間というのは素晴らしく豊かな時間だった。夕日はその頃と変わらない。たぶん、変わらないのだろう。今、その豊かな時間を感じられる自分は、まだ存在しているのか。自問してしまう自分がいる。