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Web制作現場の裏側を探るスペシャルトーク!!

バスキュールの斬新クリエイティブを支えるアイテムとは?

ドコモのXi™サービスなど、高速通信回線の普及により、モバイルルーターが当たり前のように利用され始めている。クライアント先でのプレゼンなどでもネットアクセスが可能となるなど、Web制作現場でもその利用価値は高い。実際、クリエイターにとってモバイルルーターはどれほど役立っているのだろうか。今回、Webをステージとして常に斬新なアイデアで誰もが驚くようなインタラクティブコンテンツを次々に生み出すバスキュールが、モバイルルーターを日常的に使用していると聞きつけ、クリエイターらしい使い道を伺った。

(取材・文:久保靖資 写真:飯田昌之)

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Web制作現場に突撃インタビュー! 常時モバイルルーターを利用するバスキュールさんにお邪魔しました

  • クリエイティブディレクター 馬場鑑平さん
    クリエイティブディレクターとして、またエンジニアとしてもさまざまなインタラクティブコンテンツ制作に携わる。サムスンのGalaxy S II発売を記念したイベント「スペース・バルーン プロジェクト」など、数多くのWebプロジェクトで活躍する。
  • クリエイティブディレクター 原ノブオさん
    クリエイティブディレクターとして、バスキュールが手掛けるエンターテイメント性の強いプロジェクトのディレクションを担当。ユニリーバ・ジャパンの男性用化粧品AXEをはじめとしたプロモーションコンテンツや映像、最近では「大炎上生テレビ(TBS)」などスマホ&テレビ連動プロジェクトで活躍。
  • プロデューサー 西村真里子さん
    プロデューサーとしてバスキュールのプロジェクトを支える。最近ではテレビ×ソーシャル、ダブルスクリーン視聴プロジェクトに注力。新たなデジタル体験を生み出すテレビ視聴カルチャー作りを社内外の関係者と制作している。
  • ディレクター 荒木千穂さん
    武蔵野美術大学で映像を学んだ後、1年間のインターン期間を経て入社。現在は外部の女子クリエイター達と組んで女子目線でデジタル作品を審査する「Tokyo Interactive Women AWArds(TIWAWA)」を企画中!

Question1 ─ モバイルルーターをお使いになったのはいつ頃からですか?

クリエイターよりも比較的早い段階でモバイルルーターを利用し始めたという西村さん

西村:2008年頃ですね。私の場合、クライアント先での打ち合わせはもちろん、セミ
ナーなど社外でPCを利用する機会が多いんです。外出先でもメールチェックで情報共有しなければならないこともあって、比較的早い時期に導入しました。

馬場:僕の場合は、必要に駆られて。ある美術館でメディアインスタレーション (Gyorol : http://gyorol.bascule.co.jp / 2008年)を展示準備のとき、その会場のインターネット回線が細すぎて作品がうまく再生できかったんです。オーディエンスに対してインスタレーションをしっかりとレビューするためには、どうしても下りのスピードを確保する必要があったんです。それで近くのPCショップに走って急遽購入……したのがモバイルルーターを使うようになったきっかけですね。

荒木:私の場合は、引越しがきっかけです。一人暮らしを始めたときに固定回線も考えたのですが、無線LANを使うことを考えればモバイルルーターでいいかなって。ですから自宅でも四六時中モバイルルーターですね。

:僕が使い始めたのは、みんなより1年くらい遅くて、確か2009年頃。すでに周りでは利用している人も多かったのですが、今ひとつ使う気になれなくて。ただ、ある仕事でロケに出たとき、丸2日間ネットにアクセスできなかった。それが、すごく辛くて……。IT難民になるってことがどれだけキツいかを実感して、僕もPCショップに走った口です(笑)。

Question2 ─ 仕事では常に持ち歩いているのでしょうか?

原さんにとって、モバイルルーターはもはや手放せないツール

西村:外部での打ち合わせとか、プレゼン、セミナーなど外出する際は、基本的に持っていきますね。どこにいても、プロジェクトの進捗を把握しておきたいし、情報はできるだけ早くキャッチアップしておきたいですから。

:僕も先ほど言ったIT難民になったとき、メールが大量に飛び交っていたにもかかわらず何も把握できない。情報がないというより、なんか話題に乗り遅れてる気がして、すごく悔しい思いをしました(笑)。真面目な話をすれば、ここ最近はプロジェクトに係わる資料データは確実にクラウド化が進んでいて、そういった資料にアクセスするためにも、モバイルルーターは手放せないツールですね。しかも、いろいろな地方に行く可能性があるので、どんな地方に行っても安定してアクセスできるようなサービスがいい欲しいですね。

Question3 ─ ルーターとして複数スタッフで共有して利用されているのでしょうか?

西村:ルーターとして共有できることはもちろん分かっていますが、今は誰もが1台ずつ持っていて、それぞれが必要なときに使っていますね。

荒木:自宅でも出先でも自分のなら設定変える必要もないですしね。

Question4 ─ モバイルルーターはどうやって持ち歩いているんですか?

西村:普通にバッグに入れて、持ち歩いてます。

:僕はポッケに入れてる(笑)。

荒木:原さんはポッケにいろんなものを入れてる(笑)。

:そうそう。モバイルルーターだけじゃなくて、財布はもちろん、ケーブルとかね。必要なギアはポッケに全部入れてる。

荒木:でも、忘れちゃうこともありますよね。

:そう。ネットに繋がるのが当たり前って考えているから、モバイルルーター忘れると痛いよね。

荒木:だからPCに貼り付けたいって、いつも思うんですよね。今も外付けHDDをPCに貼り付けてるんですけど、モバイルルーターも常に必要なものだからくっつけておきたい(笑)

馬場:マジックテープとかで貼り付けちゃえばいいんじゃない?結構カッコ良かったりして(笑)

クリエイターにとってモバイルルーターの魅力とは

毎回設定を変えたりすることもなく、仕事もプライベートもこれ一つでインターネットにアクセスできる点が魅力ですね。自宅を引越しても、モバイルルーターがあれば回線を新たにひく必要もないっていうのもいいですよね。(荒木氏)

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