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こんなオフィスで働きたい! 第1回スタートトゥデイ(後編)

2024.4.21 SUN

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オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

第1回 スタートトゥデイ(後編)



前編はこちら >> 第1回 スタートトゥデイ(前編)


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●株式会社スタートトゥデイ

1998年5月設立。日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」(http://zozo.jp/)や、ヒト・コト・モノに特化した情報発信サイト「ZOZOPEOPLE」、全国のショップ検索が可能な「ZOZONAVI」、メッセージ配信サービス「ZOZOARIGATO」、携帯待ち受け画面などを配信する「ZOZOGALLERY」など、各種サービスを包括的に提供するファッション総合サイト「ZOZORESORT」を運営。2010年7月末時点での会員数232万人、2010年6月末時点でのZOZOTOWNの取り扱いブランド数は1214、掲載総アイテム数は常時6万点以上。
http://www.starttoday.jp/





ビルのフロアと執務室をつなぐトビラには大きく「愛」。「大事なスタッフや、大事な情報が詰まっている場所だから愛情をもって開け閉めを心がけよう」というメッセージ。愛です、愛






だだっ広い執務室。倉庫勤務以外のスタッフ約150名程度がワンフロアにひしめきあう。これ以上ないほどに風通しが良い




スタッフと同様に席を並べる代表の前澤さん。にこやかな笑顔を見せながら仕事中、と見せかけ息抜きでツイッター中




スタートトゥデイが運営するセレクトショップごとに、色分けされた箱に資料が並ぶ



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デザイン部を統括するJUN WATANABEさんのデスク周辺。ご自宅におじゃましたかのような楽しいアイテムに囲まれる。スニーカーは裏原宿のMAD FOOT!(http://www.madstore.jp/)とJUN WATANABEによる新ライン「MAD FOOT! By JUN WATANABE」のもの。サイトでも販売されている




負けじと飛び出してきたのは山田さんのベース。70年代のフェンダー、ジャズベース。音楽からビジネスをスタートしたスタートトゥデイらしいところ



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2009年末に開催された社内イベントのフライヤー。モデルになったのはデザイン部の通称えんちょーさん(写真右)




コーポレートカラーであるブラックで包まれた自動販売機「ZOZOBAR」。社内でデザインされた




最もアクティブな13人の部員を擁するホルモン部。社内にはほかにもバスケ部、フットサル部、つり部、自転車部、バイク部、サーフィン部などがありスタッフが活発に交流している



自分たちで考えて、自分たちでつくる



IMG_9000──右肩上がりの成長の秘訣は?



●なんでしょうね……、みんな自分たちが好きなものを一生懸命届けていることでしょうか。スタッフには元々ZOZOTOWNの顧客だった人が多いんです。ちなみに社内の平均年齢は27歳、ユーザーの平均年齢の28.8歳に近いので自然とお客様目線で考えられ、功を奏しているのかもしれません。



──フレッシュで元気な人たちが行き交う社内ですね。



●スタッフもみんな歳が近いし和気あいあいとしてます。この会社の特徴はといえば、風通しの良さ。会社にいる時間は1日の中で一番長いのだから遠慮しあうのではなく、言いたいことを言い合えるオープンな環境が大事。スタッフは同志ですから。



──オンラインでものを売る難しさは感じませんか。



●スタート当初とは異なり、現在はさすがに難しさは感じませんが、日々良いサイトになるよう、商品写真をきれいに撮ったり、洋服のサイズを詳細に数値化して掲載する工夫は続けています。ブランドによって同じMサイズでも、サイズは全然異なりますからね。



──ZOZOとは何を意味するのでしょう。



●イマジネーションを意味する想像の「像」と、クリエーションを意味する創造の「造」です。弊社はDIY精神を大事にしています。かつてシステム開発を外注した際に、時間がかかるばかりで我々の気持ちがうまく反映できなかったのです。そのとき代表の前澤友作は、自ら徹夜で勉強してシステム開発に取り組みました。僕はコーディング、現デザイン部のディレクターはデザインを担当して、全部を自分たちで手がけるようにしました。



──この会社で働くことの魅力は何でしょうか。



●感じ方の問題なのでしょうけど、そもそも自分としては働いているという意識があまりないんです(笑)。やりたいことができているからでしょうけどね。少なくとも「やれることは何でも自分たちでやってみよう」と垣根を作らないようにしています。それに、僕らは他社さんのこともあまり意識しないんです。それよりも、みんなで仲良く幸せになれたらいいなって思いますね。



(取材・文:立古和智 写真:原祥子)


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