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こんなオフィスで働きたい! 第2回Google(前編)

特集記事

オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

第2回 グーグル(前編)



後編はこちら >>第2回 グーグル(後編)

すでに私たちのインフラと化した強力な検索エンジンを皮切りに、Webメール、マップ、動画共有サイト、Webブラウザなど、幅広いオンラインサービスを提供してきたIT企業の雄、グーグル。日常的にイノベーションが巻き起こる自由で開放的なオフィスは、見晴らしのいい六本木ヒルズの26階。先ごろ移転したばかりの、このユニークな空間を訪れた。



top●グーグル株式会社

1998年9月、現製品部門担当社長ラリー・ペイジと現技術部門担当社長サーゲイ・ブリンの2人によって共同設立。現在は世界中に63カ所のオフィス、2万人以上のスタッフを擁する。提供するサービスには世界屈指のWeb検索機能をはじめ、Gmail、Google Earth、Google マップ、YouTube、Google ブックスなど、広く使われているものが多数。経営陣は業界でも有数のテクノロジー プロフェッショナルで構成されている。
http://www.google.co.jp/



窓からの開放的な光にあふれたエントランス。ポップな色づかいが楽しい。内装を手がけたのはクラインダイサムアーキテクツ
窓からの開放的な光にあふれたエントランス。ポップな色づかいが楽しい。内装を手がけたのはクラインダイサムアーキテクツ



ユニークな形をしたゲスト用のチェア。このセンスもグーグルらしさ。
ユニークな形をしたゲスト用のチェア。このセンスもグーグルらしさ。



エントランスに設けられた大型スクリーンには「急上昇ワード」が一時間毎に表示される。
エントランスに設けられた大型スクリーンには「急上昇ワード」が一時間毎に表示される。



五反田? 上野? 取材を終えて帰宅中ではありません。これはゲスト用の会議室につけられた名前。移転する際に、社内公募によって決定された。


五反田? 上野? 取材を終えて帰宅中ではありません。これはゲスト用の会議室につけられた名前。移転する際に、社内公募によって決定された。
五反田? 上野? 取材を終えて帰宅中ではありません。これはゲスト用の会議室につけられた名前。移転する際に、社内公募によって決定された。



今回お話を聞かせてくださったWebマスターの川島優志さん。インタビューを意識してTシャツも「Webmaster」。と思いきや、これは所属チームで作ったTシャツとのこと。
今回お話を聞かせてくださったWebマスターの川島優志さん。インタビューを意識してTシャツも「Webmaster」。と思いきや、これは所属チームで作ったTシャツとのこと。



川島さんが率いるチームの人たちが集うカフェ。社内にはこういった憩いの場がいたるところにある。左上は当日欠席されたメンバー。
川島さんが率いるチームの人たちが集うカフェ。社内にはこういった憩いの場がいたるところにある。左上は当日欠席されたメンバー。



ミーティングルームを待つ人たちが宿り木にするスペース。壁の色には青以外にも赤、緑、黄色とグーグルカラーを採用している。どの部署がどの色のエリアにあるのか社員は色で感覚的に覚えることができる。


ミーティングルームを待つ人たちが宿り木にするスペース。壁の色には青以外にも赤、緑、黄色とグーグルカラーを採用している。どの部署がどの色のエリアにあるのか社員は色で感覚的に覚えることができる。
ミーティングルームを待つ人たちが宿り木にするスペース。壁の色には青以外にも赤、緑、黄色とグーグルカラーを採用している。どの部署がどの色のエリアにあるのか社員は色で感覚的に覚えることができる。



よく見ると自動販売機もグーグルのロゴでデコレーション。
よく見ると自動販売機もグーグルのロゴでデコレーション。



キュートな造形が際立つ壁紙のパターン。Google マップのピン、Google Chromeのロゴなどをモチーフに描かれている。


キュートな造形が際立つ壁紙のパターン。Google マップのピン、Google Chromeのロゴなどをモチーフに描かれている。


キュートな造形が際立つ壁紙のパターン。Google マップのピン、Google Chromeのロゴなどをモチーフに描かれている。
キュートな造形が際立つ壁紙のパターン。Google マップのピン、Google Chromeのロゴなどをモチーフに描かれている。



ユーザーのことを第一に考える



──グーグルのミッションや基本的な考え方について教えてください。



●私たちの使命は「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」です。現在さまざまなサービスを提供していますが、すべてはそこを起点としています。それにもうひとつ大事にしていることといえば「ユーザーを第一に考えること」。社内で意見が割れたら、常にそこに立ち返ります。利益よりもユーザー優先です。これさえ守っていれば、お金は後からついてくるというのがグーグルの考え方なんです。



──先進的なユーザーに受け入れられやすい、ある意味尖った取り組みも少なくありません。それらもユーザー目線から生まれたのでしょうか。



●「面白そうなら失敗を恐れずやってみる」というのも私たちのスタンスのひとつで、チャレンジすることに重きを置いている側面もあります。それにグーグル の共同創設者ラリー ペイジは「ヘビーユーザーを大事にする」という考え方を大事にしています。オンラインへのリテラシーの高い人、アンテナの高い人、つまり見る目の厳しい人たちに満足してもらえるサービスなら、時間とともに広く認知されるからです。ユーザー本位というのはそういった意味でもあります。



──川島さんにとって「グーグルならではのこと」というと何でしょうか。



●ひとつには、ほかの企業では考えられないような規模のユーザーさんと向き合えることです。かつて勤めていた会社では、古いブラウザのユーザーが2パーセント程度だったら無視していましたが、グーグルの場合は2パーセントといっても数1000万人規模になりますので、割合的には小さくても無視はできません。いずれにしましても、規模が巨大だと良くも悪くも影響力ははかりしれないのです。



もうひとつはここで働くスタッフたちです。本当に優秀な人ばかり。エンジニアは世界トップレベルですし、マーケティングやセールスにも広い経験を積んできた人が多い。そんな人たちと日頃から席を並べていると大変刺激になります。



──優秀なエンジニアの方にはどんな方がいらっしゃるのでしょうか。



●たとえば、団体で臨む世界的なコーディングの大会に、単独で参加して金メダルを獲得してしまうような人。驚異的ですよね。本当に天才だと思います。一芸に秀でた人には将棋の高校インターハイ優勝者や、ゲームのスクラブルでアメリカチャンピオンになった人もいます。


(取材・文:立古和智 写真:原祥子)


後編はこちら >>第2回 グーグル(後編)

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