こんなオフィスで働きたい! 第4回アドビ システムズ株式会社(Adobe) 後編 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

こんなオフィスで働きたい! 第4回アドビ システムズ株式会社(Adobe) 後編

2024.4.28 SUN

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オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

第4回 アドビ システムズ株式会社(Adobe) 後編


前編はこちら>>第4回 アドビ システムズ株式会社(Adobe) 前編


クリエイターにとってマストなアプリケーションを提供しているアドビ システムズ(以下アドビ)。DTPの時代を切り拓いた後も、DTV、Web、インタラクティブ、モバイルと時代のニーズに合わせて、常に変革を遂げ、クリエイターとともに歩み続けている。そんなアドビの日本法人、アドビ システムズ株式会社のオフィスにおじゃました。


adobeweb●アドビ システムズ 株式会社

パルアルト研究所にいたジョン・ワーノックとチャールズ・ゲシキ が1982年12月に設立。設立当初、アップルをはじめとするプリンターメーカーにページ記述言語(Post Script)を供給。Illustrator、Photoshopをはじめ、クリエイターに求められるアプリケーション、Flash、DreamweaverなどのWeb技術のほか、AcrobatやConnectといったビジネスで利用されるアプリケーションを提供している。本社は米国カリフォルニア州サンノゼ市、日本法人であるアドビ システムズ株式会社は、東京都品川区大崎に所在。
http://www.adobe.com/jp/








シアトル、アムステルダム、シドニーなどと都市名を冠したトビラの先はミーティングルーム。この日おじゃましたのは大崎のシアトル


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外からの明るい光が心地良い通称「ランチルーム」。コーヒーをはじめとしたドリンクのほか、軽食も提供される。普通に打ち合わせの場としても活用されている


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外からの明るい光が心地良い通称「ランチルーム」。コーヒーをはじめとしたドリンクのほか、軽食も提供される。普通に打ち合わせの場としても活用されている
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各国に出張する社員が多いアドビのこと。持ち帰ったコインや小額紙幣などは社内で募金中
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OMNITUREのユーザーが講習を受ける「OMNITURE UNIVERSITY」と名付けられた部
OMNITUREのユーザーが講習を受ける「OMNITURE UNIVERSITY」と名付けられた部屋



ビルの19階と20階をつなぐらせん階段。こんな有機的な風景に突如出くわすと驚かされること間違いなし


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バラエティに富んだノベルティの数々。ユーザーとの集いや、デベロッパー向けのカンファレンスといった、人が集まる場所で配布される。営業スタッフがクライアントを尋ねる際にも携行するのだとか


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バラエティに富んだノベルティの数々。ユーザーとの集いや、デベロッパー向けのカンファレンスといった、人が集まる場所で配布される。営業スタッフがクライアントを尋ねる際にも携行するのだとか
バラエティに富んだノベルティの数々。ユーザーとの集いや、デベロッパー向けのカンファレンスといった、人が集まる場所で配布される。営業スタッフがクライアントを尋ねる際にも携行するのだとか



USBメモリ、USBハブ、IDホルダーなど。IT企業らしいグッズの数々
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CS5の発売記念Tシャツ(黒)と、Flashユーザー会で配布されたTシャツ(茶)
CS5の発売記念Tシャツ(黒)と、Flashユーザー会で配布されたTシャツ(茶)



Photoshopの発売20周年を記念したステッカー。アイコンやパッケージ、起動画面などのアートワークの変遷が一望できる。使うに使えないレアものだ
Photoshopの発売20周年を記念したステッカー。アイコンやパッケージ、起動画面などのアートワークの変遷が一望できる。使うに使えないレアものだ



イノベーションを提供し続けることがミッション



──御社がWebの次に見据えているメディアは何でしょうか。



●モバイルです。今年スマートフォンやスレートPCが、急激にマーケットを拡大しました。PCよりも、これらデバイスでコンテンツを閲覧する人は間違いなく増えます。こういったデバイスに対して、デベロッパーやデザイナーが確実にコンテンツを配信できるようにすることもわれわれの役割のひとつです。



──「確実に」とは具体的にはどういったことでしょうか。



●アドビでは「マルチデバイス、マルチスクリーン」と呼んでいるのですが、FlashやAIRで制作したコンテンツは、どのようなデバイスに対して配信しても、最適化された状態で閲覧できるようにサポートするということです。2009年には、Webアクセス解析サービスのOmniture社を買収したことで、Webサイトへのアクセスを解析する「SiteCatalyst」やECサイトなどがコンバージョンレートを高めるためのテスト環境「Test & Target」の提供もはじまりました。これらを活用すれば、ユーザーとコンテンツの関連性を、、都度デザインを起こすことなく、リアルタイムで継続的に向上させることができます。



──制作環境の提供に留まらず、その先にも大きく関与しているわけですね。



●作品をどう伝えていくか、どうマネタイズしていくか、どうビジネス展開していくのかに貢献してこそ、弊社のアプリケーションは評価されるのだと思います。価格に見合ったバリューが提供できなければ、ユーザーさんからも見放されてしまうはずですからね。



──アメリカを含む他国のユーザーに比べ、日本のユーザーの特徴は?



●アプリケーションに対する要求は、極めて高い傾向にあります。バージョンアップに際しては、すごく細かな質問が寄せられます。そういったメッセージはきちんと本社にもフィードバックして、次期バージョンに生かしています。



──実際のところ、PhotoshopもIllustratorも、すでに基本的な機能は網羅され成熟しているとも言えませんか。



●その通りです。とはいえ「コミュニケーションに革新を提供すること」がわれわれのミッションのひとつです。最新版に搭載した魔法のような機能は、ユーザーからのリクエストに応じて実現してきました。Photoshopの機能で、邪魔なものを消したら、消した部分に自動で背景を描いてくれる「コンテンツに応じた塗り」(http://bit.ly/bEdYxd)などもその一例です。進化し続けることは、テクノロジーを提供する会社の宿命です。一度走りはじめたら、止まれないんですよね。


(取材・文:立古和智 写真:原祥子)


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