Webデザイン |
Lesson 11 | 質感を加えるテクスチャと グラデーション |
制作・文 | 山田岳史(ROSTRATA) | |||
> | To Use | CSS | ||
> | Browser | Firefox 3over | Safari 4over |
背景テクスチャの陰影情報だけを透過画像として用意したり、CSSgradients を併用して背景に奥行きを与える。最小限の画像とCSSの工夫だけで最大限にリッチな質感表現を実現しよう。 |
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【1-1】色みについては後からいくらでも加工できるため、面白い素材を見つけたらスキャンしておこう。画像処理ソフトのエフェクトを駆使するだけでも多様な素材を表現することができる
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【2-1】タイル状にしても違和感のないポイントを探す。大きな模様がある場合は繰り返しでしつこくならないように大きく切り取る
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画像の彩度を0にしてモノクロにしたも のを不透明度30%程度に落としてもよいし、色域選択でうまく陰影部分だけを抽出するなどしてもよい。画像処理の手法は素材によって異なるので、そのつどトライアンドエラーを繰り返してみよう【3-1】。
【3-1】彩度を0にして色域選択で抽出している状態。許容量の値、またレイヤーの透明度などで加減を調整する
【3-2】透過状態のレイヤーを拡大した所。細かいノイズのような画像になっている
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【4-1】背景に水色のレイヤーを重ねてみると、水色の素材感のある表現になる。その他の色でも試してみよう
【4-2】
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【5-1】
【5-2】印刷誌面では判別しづらいかもしれないが、指定した濃紺色をベースにテクスチャが表現されている
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【6-1】#gradientというdiv要素を用意し、webkit向けの指定とmozilla向けの指定を行う
【6-2】webkitブラウザ、またGecko 1.9.2から(Firefox 3.6等)はradial-gradient()関数とほぼ同等の細かい指定が行える。指定方法詳細についてはmozilla、safariの各ブラウザの公式リファレンスで解説されている
【6-3】【5-2】に比べて画面に奥行きが生まれ、深みのある表現になった。シンプルな画面でもテクスチャ表現と距離感表現を加えるだけで印象が全く違ってくる
【6-4】これだけの表現をしても、画像データとしては数十KBのPNGファイル1つを読み込んでいるのみで、転送データサイズは非常に小さい