WordPress 12
WordPressプラグインの利用方法

WordPressはプラグインによって多彩な機能を追加できる。以降で仕事のWebサイト制作で役立つプラグインをいくつか紹介していくが、その前にまず、プラグインの基本を確認しておこう。

解説／星野邦敏（株式会社コミュニティコム）

豊富なプラグインで自在に機能を追加

最新のWordPress3.4では、コアファイルが1000ファイル近くあり、「アクションフック」と「フィルターフック」というものがあらかじめ実装されている。プラグイン開発者はこのフックを利用することで、WordPressに機能を追加（または削除）するプラグインを開発できる。

WordPressの公式プラグインディレクトリ【01】には、2012年6月現在、2万を超えるプラグインが登録されている。WordPressはGPLライセンスのオープンソースCMSなので、誰でも自由に開発したプラグインを登録でき、誰でも自由に使えるところが魅力だ。

【01】WordPress Plugins 公式ディレクトリ（http://wordpress.org/extend/plugins/）

WordPressプラグインのインストール方法と有効化の方法

プラグインは、管理画面の［プラグイン］→［新規追加］からインストールできる【02】。なお、WordPress公式ディレクトリに登録されており、なおかつ2年以内に開発の更新（アップデート）があったプラグインであれば、管理画面から検索することができる。この要件は最近になって加えられたもので、セキュリティ対応や現在の仕様に合っているプラグインのみを管理画面から入れられるようにするためである。必要であれば、通常のWeb検索で探してインストールすることも可能だ。

管理画面から検索できないプラグインの場合は、管理画面の［プラグイン］→［新規追加］の上部にある「アップロード」からZIPファイルでアップロードするか、FTPでアップロードしてインストールするのが一般的だ【03】。

次に、プラグインを有効化する。管理画面からインストール直後は「プラグインを有効化」をクリックすればよい【04】。プラグイン一覧ページからも有効化・無効化を選択することができる。

このように、WordPressには、多くのプラグインによって手軽に欲しい機能を追加できる。

ただ数が多いので、プラグインを探し出すだけでも大変な作業だ。そこで以降の記事では、企業サイトを構築する上で有用と思われるプラグインを紹介していこう。

【02】管理画面の［プラグイン］→［新規追加］の画面。プラグイン名で検索する以外にも、タグ、おすすめ、人気、最新などからも探すことができる。

【03】FTP接続でプラグインを入れる場合には、［wp-content］フォルダ内の［plugins］フォルダに入れる。

【04】「プラグインを有効化」をクリックすると有効になる。

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【本記事について】
2012年7月28日発売のweb creators特別号「新世代Web制作テクニック総特集」から、毎週記事をピックアップしてご紹介! スマートフォンサイト特集ではデザインのルールとコーディングのポイント、ソーシャルメディア特集では従来のWebサイトとの違いと有効な活用方法、WordPress特集ではサイト構築に必要な機能と役立つプラグインなど、基本的な知識と必須テクニックを網羅した内容になっています。

※本記事はweb creators特別号『新世代Web制作テクニック総特集』からの転載です。この記事は誌面でも読むことができます。