こんなオフィスで働きたい! 海外編 Twitter, Inc. 前編(vol.3) | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

こんなオフィスで働きたい! 海外編 Twitter, Inc. 前編(vol.3)

2024.4.26 FRI

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オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

スピンオフ企画(海外編) Twitter, Inc. 前編(3)

 

後編はこちら >> 海外編 Twitter, Inc. 後編(1)

 

ユーザーたちが、140文字以内のテキスト(通称、ツイート)を投稿することで構築されていくコミュニケーションネットワーク「Twitter」。そのめざすところは「自分が大切に思っている人やものごととの距離を、近づける」こと。2006年のサービスイン以来、存在感を急激に高めてきたTwitterの、サンフランシスコ本社に潜入する。

 

 

受付隣の会議室「Condor」。ポップなインテリアが目立つ社内とは打ってかわって、重厚な香り漂う空間"

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シンプルなテーブルを彩る鳥たち。Twitterらしい遊び心が、垣間見える部分だ

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西海岸らしい、気持ちのいい外光が、たくさん差し込む会議室「Kiwi」

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オフィスを彩るほとんどのアート作品は、サンフランシスコを拠点とする作家たちの手によるもの

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モバイル端末の世界的な普及が、Twitterの成長を支えた

 

 

──御社のはじまりについて教えてください。

 

「世界中の人たちがテキストを使って、自らの状況を知らせるシステムがあれば面白い」と考えたのが「twttr」(Twitterの前身。当時twitter.comのドメインは、他社のものだったため)の発端となりました。これは2006年のはじめに、サンフランシスコのOdeo社内ではじまったプロジェクトで、同年の夏、社内と友人だけで試していたサービスを、外部に公開しました。同年秋には、Twitterのサービスを本格化させるためにObvious社を設立、翌年4月Obvious社からスピンアウトする形で、Twitter,Inc.が設立されました。

 

──御社の社風について教えてください。

 

「弊社らしさ」をご理解いただく上でわかりやすいのは、次に上げる10の「Core Value」(基本理念)かと思います。Twitterでは、すべての行動はこの理念に添うことをルールとしています。

 

1:誇りを持てる方法でビジネスを成長させよう。

2:情熱と人間性を大切にしよう。

3:信頼を築くために、恐れずにコミュニケーションをとろう。

4:ユーザーからの声に耳を傾け、尊重しよう。

5:地球上のすべての人に届けよう。

6:いろいろなアイデアを試し、革新させよう。

7:さまざまな視点から考えよう。

8:厳密に、そして正しく。

9:シンプルに。

10:公開しよう。

 

──現在のユーザー数、ツイート数などについて教えてください。

 

2012年7月現在についてのデータを申し上げると、アクティブユーザー数は1億4000万人、1日のツイート数は4億ツイートです。その他のデータにつきましては、モバイル率が60%以上、1カ月内のROM(見ているだけ)率が40%、 Twitter.comへの月刊ユニークユーザー数が4億、サポート言語数が30言語です。

 

70パーセントのアクセスが米国以外からのもので、日本語もTwitter上で最も利用されている言語のひとつです。こういった背景もあり、日本のユーザーの方々により良いサービスを提供することを目的として、日本法人を設立しました。

 

──Twitterがユーザー数を急増させている背景には、何があるのでしょうか。

 

一言では申し上げられませんが、初期にユーザー数が大きく伸びたのは、2007年に起きたカリフォリニア州での山火事のときです。あのときは、さまざまなメディアがTwitterを利用して、速報を流し続けました。

 

Twitterの成長は、各国のインターネット事情や、関連デバイスの進化にも関係しています。世界各地でさまざまな事象が起きたとき、その場に居合わせた人が手にする端末で、すぐに状況をツイートできるようになったことも、Twitterの成長には関係しているはずです。
(取材・文:立古和智)

 

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