上手に活用してインパクトのあるデザインに仕上げよう! | |
CD-ROMの収録素材を使ったデザインアイデア |
※本記事は『MdN』vol.169の付属CD-ROMに収録された使用権フリー素材データを使ったデザイン制作例を紹介するものです。これらのデータを入手するには、書店やオンラインストアなどで『MdN』vol.169をお求めください。本サイトでは当該データのダウンロードサービスは行っておりません。
フィルタで印刷のかすれ具合を演出 |
ダンボールを開けたようなイメージ |
制作・文 高野 徹(lolo66)
URL http://www.lolo66.com/
使用ソフト Photoshop7.0/CS2
●CD-ROM収録素材の使い方に注目! | |
使用素材:17_破れた段ボール |
POINT 背景に写真を敷くことで、メッセージ性を引き出している。さらに、文字にダンボールの筋と同じような効果をつけ、なじませることで印刷をしたように仕上げた。 |
●このデザインサンプルのつくり方
最初に、画像を切り抜きツールでトリミングする。そして「背景レイヤー」を通常レイヤーにし、段ボールの背景部分を自動選択ツールで選択し削除する。次に、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“ドロップシャドウ...”を 1-1 のように適用した 1-2 。
1-1
1-2
段ボールの背面に写真画像をコピー&ペーストする。次に、段ボールの前面に、文字などを配置。このレイヤーをレイヤーパレットで[描画モード:乗算]に設定した 2-1 。これに“ピクセレート”→“メゾティント...”フィルタを[種類:粗いドット(強)]で適用し、粗く印字されたようなノイズを加える 2-2 。
2-1
2-2
さらに、工程2で作成したテキストレイヤーに“テクスチャ”→“粒状...”フィルタを[密度:100]、[コントラスト:100]、[粒子の種類:縦]で適用。印字に段ボールの繊維に合わせた縦方向のかすれができる 3-1 。最後に、ペンツールで段ボールの破れに合わせたパスを描き、パスパレットメニュー→“選択範囲を作成...”で選択範囲に変更。文字のいらない部分を削除すれば完成だ 3-2 。
3-1
3-2
本記事は『MdN』2008年5月号(vol.169)からの転載です。
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