自己流では身につかない“厳選の技”を手に入れる
ドラマチックな光の演出を施した夜景写真 |
元写真
写真表現のポイント1 |
普通の夜景写真に“照明効果...”フィルタをうまく適用することで、ドラマチックな光の演出を施すことが可能だ。フィルタの設定を調整することで、カラフルな光など、多彩な光のイメージをつくり出すことができる。 |
写真表現のポイント2 |
躍動的なイメージを感じさせる光の軌跡の表現は、“ワープ”や“ぼかし(ガウス)...”フィルタなどを組み合わせてつくり上げている。軌跡のパターンを複数組み合わせることで、幻想的な雰囲気を高めた。 |
TOOL Photoshop CS2/CS3
制作・文●中村浩二
url●http://www.canna.jp/
基となる写真に光の演出を施す |
▲夜景写真に“照明効果...”フィルタを適用する |
まず、基となる夜景の画像をPhotoshopで開いたら、背景レイヤーを複製する。複製したレイヤーに対し、“描画”→“照明効果...”フィルタを実行。表示されるダイアログボックスで、[スタイル:5ダウン]を選んだら、左のプレビュー画面で建物に光が当たるように光の軸を移動させ、[OK]ボタンを押して効果を適用する1-1。
1-1
照明効果で作成した光を自然になじませる |
▲レイヤーの[描画モード]と[不透明度]を調整 |
次に、STEP1で“照明効果...”フィルタを適用したレイヤーを選択したら、このレイヤーを[描画モード:比較(明)]、[不透明度:80%]に設定。これにより、照明効果による光の演出を自然になじませることができた2-1。
↓
2-1
さまざまな色のついた光を作成 |
▲“照明効果...”フィルタでカラフルな光をつくる |
カラフルな色のついた光を作成していく。まず、背景レイヤーを複製して最前面に移動したら、複製したほうのレイヤーに“描画”→“照明効果...”フィルタを実行。表示されるダイアログボックスで、[スタイル:5アップ]を選んだら、左のプレビュー画面で光の軸を選択して位置を調整し、[光源タイプ]の項目内で光源の色を指定。同じ要領で5つの光源にそれぞれ異なる色を指定したら、[OK]ボタンを押して効果を適用する3-1。
3-1
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本記事は『MdN』2008年10月号(vol.174)からの転載です。
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