Google、ChromeにAdobe Flash Playerを統合
Google、ChromeにAdobe Flash Playerを統合
米Google社は米国時間3月30日、同社が公開しているWebブラウザ「Google Chrome」の開発者向けブログで、Adobe Flash Playerのプラグインを統合した開発者向けプレビュー版を発表した。Windows版とMac版はバージョン5.0.360.5、Linux版はバージョン5.0.360.4となる。統合されているAdobe Flash Playerのバージョンは10.1.51.95(10.1 beta 3)である。
このバージョンのGoogle Chromeでは、Adobe Flash Playerを別途インストールしたりつねに最新版にアップデートしたりする必要はなく、コマンドラインに「--enable-internal-flash」を加えると内蔵のAdobe Flash Playerが使用できるようになる。また、最新の開発者向けプレビュー版では、アドレスバーに「about:plugins」と入力すると、インストールされているプラグインが表示され、この画面上でそれぞれのプラグインを無効にしたり有効にしたり設定できる。
同ブログに投稿したGoogle Chromeのプログラム・マネージャであるAnthony LaForge氏は、現時点でわかっている問題として、ライセンス契約に同意しなかったりプラグインを無効にしたりしても、WindowsにFirefoxやSafari、Operaがインストールされていれば、Adobe Flash Playerプラグインが機能してしまう点があるが、これについては現在解決中としている。また、プラグインを無効または有効にしたあとは、Google Chromeを再起動するまでは変更されない点や、64ビットのLinux版のAdobe Flash Playerが用意されていない点も指摘されている。
![DevBlog](attach/images/201003/news/topics/1003311300.png)
URL:http://googlechromereleases.blogspot.com/2010/03/dev-channel-update_30.html
2010/03/31