国内データセンターアウトソーシング市場予測、関東地方のシェアは72%
国内データセンターアウトソーシング市場予測、関東地方のシェアは72%
IDC Japan株式会社は、データセンターアウトソーシング市場の国内地域別予測を発表した。その結果、関東地方に存在するデータセンターの2010年シェアは国内市場の72%・市場規模3575億円に達したという。なお、東京都23区内のデータセンターに限るとシェアは34%となる。今後は拡大傾向が続き、2014年にはシェア77%・市場規模4561億円に達すると同社は予測している。
データセンターアウトソーシングには、サーバの設置場所を貸し出す「コロケーション」と、データセンター事業者が所有するサーバを貸し出す「ホスティング」があるが、今回の調査はコロケーション市場について実施している。東京周辺のシェアが高い理由としては、ECサイトなどのWeb運営企業が多く存在していることが挙げられている。
しかし同社は、景気後退の影響でデータセンターアウトソーシングの需要が伸び悩んでいると述べている。また、こうした状況における大規模データセンター開設は、サービス価格の低下圧力を強めることになるとも予測している。
国内コロケーション市場 データセンター所在地別 支出額予測(2009~2014年)
IDC Japan株式会社
URL:http://www.idcjapan.co.jp/
2011/03/01