富士通と名古屋大が振り込め詐欺検出技術を開発、一般家庭で実験開始
富士通と名古屋大が振り込め詐欺検出技術を開発、一般家庭で実験開始
名古屋大学と富士通株式会社が、一般家庭を対象とした「振り込め詐欺誘引通話検出技術」の実証実験を2012年8月より開始する。岡山県警、警察庁中国管区警察局岡山県情報通信部および株式会社中国銀行の協力のもと行われるもので、一般家庭が対象となる世界初の実験だ。
同実験ではモニター宅で振り込め詐欺が疑われる通話を検出すると、モニター本人に合成音声で警告。次にモニター宅の親族/警察/銀行といった関係機関にアラームメールが送信される。さらに、アラームメールを受信した警察がモニター宅を訪問するなど、各機関がそれぞれの対処を行う。この実験を通じて技術の精度向上を計り、社会システムとの連携を検討していく。