シャープ、サムスン電子ジャパンと資本提携を発表~液晶事業分野の協業関係を強化
シャープ、サムスン電子ジャパンと資本提携を発表~液晶事業分野の協業関係を強化
シャープ株式会社は6日、サムスン電子の日本法人・サムスン電子ジャパンと資本提携することを発表した。サムスン電子ジャパンからの出資額は約104億円となる。
同発表によると、今回の資本提携の狙いは、液晶事業分野における協業関係の強化にあるという。従来より液晶パネルの供給でサムスン電子との関係は良好だったが、資本提携を結ぶことで、大型テレビ向けの液晶パネルやモバイル向けの中小型液晶パネルを長期&安定的、そしてタイムリーに供給していくとしている。
調達する資金の具体的な使途については、液晶ディスプレイの高精細化のための新規技術導入に69億円、モバイル機器関連の液晶製造設備の合理化などに係る投資などに約32億円となっている。
シャープにとっては、経営の中核となる液晶事業の収益基盤を安定させることができ、同社によると「業績と信頼の回復」を実現するとしている。