自炊代行業者に許諾を与える枠組みを検討-「Myブック変換協議会」が設立
自炊代行業者に許諾を与える枠組みを検討-「Myブック変換協議会」が設立
家庭に眠る蔵書の電子化についてのルール策定を目的とした「Myブック変換協議会(正式名称:蔵書電子化事業連絡協議会)」が26日に設立された。同協議会のWebサイトも公開されている。
構成員としては、公益社団法人日本文藝家協会、一般社団法人日本写真著作権協会、社団法人日本漫画家協会、ヤフー株式会社が幹事団体となっている。同協議会では蔵書電子化のルール策定に加えて、ルールに従う“自炊”代行業者に対して、電子化の許諾を与える枠組みの検討・推進を行うことも主旨としている。
同協議会のWebサイトには、「自炊代行サービスを利用したい」という人の要望について、単に批判したり法律で規制したりするだけではなく、利用者の利便性を確保しながら権利者の権利を守る新たなシステムを構築できないか議論したい、という同協議会の会長のコメントが掲載されている。
なお、同協議会は4月19日に東京・秋葉原のUDXシアターにてシンポジウム「蔵書電子化の可能性を探る」の開催を予定している。参加費は無料で、4月5日までメールで参加希望者からの申し込みを受け付ける。