【ニコニコ超会議2】Event Report2
【ニコニコ超会議2】Event Report2
バイドゥの日本語入力アプリ「Simeji」のプロジェクションマッピングが面白い!
~「しめじェクションマッピング」でSimejiの世界観をインスタレーションで表現~
2013年4月27日(土)~ 28日(日)に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2」。数々のブースの中でひときわ目を引く巨大しめじを発見した。7色に淡く光る巨大しめじは、文字入力システム「Simeji」を提供するバイドゥ株式会社のブースで、実物のしめじにプロジェクションマッピングを使ったインスタレーション「しめじェクションマッピング」を展示していた。ここでは、一見、この型破りな企画が一体どのような経緯で生まれ、どんな意味を持っているのかレポートしよう。
取材・文=川俣綾加 撮影=片桐 圭
取材・文=川俣綾加 撮影=片桐 圭
○誰も見たことのない、スタイリッシュなしめじを実現
「しめじェクションマッピング」は、特設のスマートフォンサイトから入力したひらがなが、プロジェクションマッピングでグラフィック表示された実物のしめじによって擬似的に文字変換され、それを画面に表示するインスタレーションだ。
これは検索サービスや文字入力システム「Simeji」を提供しているバイドゥ株式会社が、IMEに搭載されている変換技術の面白さについて体験してもらおうと開発したものだ。普段から何気なく使っている文字入力システムだが、同社の誇る文字変換候補の多さはもちろん、“文字を入力し、それが表示される”という素朴な楽しさに、改めて触れることができる。
※IMEとは、インプット メソッド エディタ(Input Method Editor)の略で、日本語や中国語など、キーボードに収まりきれない多数の文字を入力するための文字変換ソフト。
「しめじェクションマッピング」は、特設のスマートフォンサイトから入力したひらがなが、プロジェクションマッピングでグラフィック表示された実物のしめじによって擬似的に文字変換され、それを画面に表示するインスタレーションだ。
これは検索サービスや文字入力システム「Simeji」を提供しているバイドゥ株式会社が、IMEに搭載されている変換技術の面白さについて体験してもらおうと開発したものだ。普段から何気なく使っている文字入力システムだが、同社の誇る文字変換候補の多さはもちろん、“文字を入力し、それが表示される”という素朴な楽しさに、改めて触れることができる。
※IMEとは、インプット メソッド エディタ(Input Method Editor)の略で、日本語や中国語など、キーボードに収まりきれない多数の文字を入力するための文字変換ソフト。
来場者は、ディスプレイの前につり下げられているスマートフォンからSimejiで文字入力を行い送信。例えば「しめじもなめこもおいしいよ」と入力すると、入力した文字がクラスタ状に画面に表示され、うにょうにょと粘菌のような動きで流れていく。また、漢字への変換候補の多いひらがなを入力すると、その変換候補を全て表示してくれるため、ひとつの単語から、SimejiのIMEがどれほど多くの変換候補を有しているかがビジュアルで理解できる。
ひと目見たると、思わず「何だこれは!?」と叫んでしまいそうな展示だが、体験してみると不思議なことに、文字入力や変換を通じた“喜び”をお持ち帰りできるのだ。
ひと目見たると、思わず「何だこれは!?」と叫んでしまいそうな展示だが、体験してみると不思議なことに、文字入力や変換を通じた“喜び”をお持ち帰りできるのだ。
○しめじェクションマッピングは「嘘から出たまこと」
「しめじェクションマッピング」は一体どのように生まれたのだろうか。モバイル事業部マネージャー・矢野りんさんにお話を伺うと、「エイプリルフール企画だった『Simeji NEXT 2013.4.1』の反響が大きくて、だったら実現させてしまおうと思ったんです。ネタで楽しんでもらえるなら、実際にやったらもっと面白くなるかなって(笑)」という答えが返ってきた。面白い企画であれば、自由にチャレンジできる環境のようだ。
「しめじェクションマッピング」は一体どのように生まれたのだろうか。モバイル事業部マネージャー・矢野りんさんにお話を伺うと、「エイプリルフール企画だった『Simeji NEXT 2013.4.1』の反響が大きくて、だったら実現させてしまおうと思ったんです。ネタで楽しんでもらえるなら、実際にやったらもっと面白くなるかなって(笑)」という答えが返ってきた。面白い企画であれば、自由にチャレンジできる環境のようだ。
○空気のよう、だけど実は”スゴイ”技術
しめじェクションマッピングには、プロジェクションマッピングなど最新技術が使われているが、その背景には「展示に適したしめじを選ぶ」という地味な作業も。ブースのいたるところにしめじが飾られていた。来場者からは「なんでここにしめじが!?」と驚く声も。
当たり前のように存在している技術も、こうして「ゆるく、面白く」体験できると見る目が変わる。そこに込められている洗練された技術を伝えるのに、堅苦さは必要が無いのだ。こうしたインスタレーションは、それに最も適した手段だといえるだろう。
実際に体験した来場者からは、「ただ単純に『すごい』の一言」「よく思いついたな、と感心した」という感想を聞くことができた。実物のしめじを使った「しめじェクションマッピング」への情熱は、体験した人々に確かに伝わっていたようだ。
実際に体験した来場者からは、「ただ単純に『すごい』の一言」「よく思いついたな、と感心した」という感想を聞くことができた。実物のしめじを使った「しめじェクションマッピング」への情熱は、体験した人々に確かに伝わっていたようだ。
○限定のクッションプレゼントも!
会場では「しめじェクションマッピング」を体験すると、抽選でSimejiのオリジナルキャラクター「マシケくん」のクッションが当たるスピードくじも実施された。
会場では「しめじェクションマッピング」を体験すると、抽選でSimejiのオリジナルキャラクター「マシケくん」のクッションが当たるスピードくじも実施された。
顔文字やアスキーアートの入力ができる「Simeji」はちょっと面白く、Androidユーザーの間で人気が広がっている。「しめじェクションマッピング」といったインスタレーションや「Simeji NEXT」といったWebコンテンツなどのプロモーションも含め、これからも注目だ。
●関連記事
【Baidu×MdN スペシャルトーク】
『SimejiのUIデザイン開発に見る これからのWebデザイナー像』はこちら
●関連記事
【Baidu×MdN スペシャルトーク】
『SimejiのUIデザイン開発に見る これからのWebデザイナー像』はこちら