docomo、夏モデルのツートップ作戦が成功し5月の携帯契約純増数は9万件まで増加
docomo、夏モデルのツートップ作戦が成功し5月の携帯契約純増数は9万件まで増加
携帯キャリア大手3社は、5月の契約数を発表した。新規契約から解約を差し引いた携帯契約純増数はドコモが9万1800件、ソフトバンクが29万8000件、au(KDDI)が22万7000件で、3社の順位は前月と変わらず、ソフトバンクは17か月連続首位となった。
ドコモは定位置ともいえる最下位だったが、2013年夏モデルで導入した、ソニー製の「Xperia A SO-04E」(エクスぺリアエース)とサムスン製の「GALAXY S4 SC-04E」(キャラクシーエス4)の携帯機種ツートップの割引制度が好評で、前月1300件から9万1800件の純増まで契約数を回復している。
ソフトバンクは連続1位をキープ。iPhone/iPadの人気が堅調なのと、広告宣伝でアピールしている通信のつながりやすさが後押ししていると見られる。
au(KDDI)も、ソフトバンクと同じくiPhone/iPad が人気であり、また、光回線などの固定電話に加入するとスマートフォンの通信料金が割引になる「auスマートバリュー」が好調維持の要因となっている。ただ、5月には2日連続で通信障害が発生し、iPhoneのLTE人口カバー率で過大広告が発覚するなどマイナス要因が多く、ユーザー離れが懸念される。
番号持ち運び制度(MNP)では、au(KDDI)が8万1600件、ソフトバンクが5万2300件の転入超。ドコモが13万5800件の転出超で、ドコモからau(KDDI)とソフトバンクへ転出するという構図は変わらなかった。