ヤフー、ビッグデータ分析による参院選の議席予測を発表-自公は過半数越えの予測
ヤフー、ビッグデータ分析による参院選の議席予測を発表-自公は過半数越えの予測
ヤフー株式会社の「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」チームは、7月21日に行われる参議院選挙について、「比例区」および「選挙区」での政党別獲得議席数予測を発表した。
同チームは昨年12月に行われた衆議院議員総選挙のときに、「Yahoo!検索」データなどのネット上の動きと、実際の得票数との間に高い相関があるというレポートを発表しており、今回の予測はこのときの結果を元にした「相関モデル」と、前回とは異なるアプローチの「投影モデル」の2種類で予測した。
相関モデルでは、前回の衆議院選挙レポートの結果を元にして分析を行い、政党ごとの得票へのつながりやすさを補正した上で、特定期間における検索量から得票数を推定する。投影モデルでは、過去の選挙事例を元に、公示日前後における検索量の変化を増加率としてスコア化し、今回の公示前の検索数を用いて得票数を推定した。さらに、両モデルから推定した得票数を元に、それぞれの議席数を試算した。
この結果、比例区の予測については、相関モデルでは自民党が14議席で公明党が8議席、投影モデルでは自民党が18議席で公明党が7議席となり、与党獲得議席数は相関モデルでは22議席、投影モデルでは25議席となった。一方、選挙区の予測では、相関モデルでは自民党が45議席で公明党は4議席、投影モデルでは自民党が49議席で公明党は4議席と、いずれのモデルでも自民党の圧勝となった。
以上の結果から、合計獲得議席数は、相関モデルでは自民党が59議席で公明党が12議席、投影モデルでは自民党が67議席で公明党が11議席となり、いずれのモデルでも自民・公明を合わせた与党で過半数を獲得した。また、獲得議席数2位は民主党の見込みとなっている。