シャープ、亀山第2工場でスマホ向けIGZO液晶パネルの生産を開始--外販も積極的に
シャープ、亀山第2工場でスマホ向けIGZO液晶パネルの生産を開始--外販も積極的に
シャープ株式会社は17日、三重県亀山市の亀山第2工場で、スマートフォン向けのIGZO液晶パネルを製品化し、本年中に生産を開始すると発表した。
IGZOディスプレイ技術は2012年3月に導入され、タブレット端末やノートパソコンの中小型液晶パネル向けに生産されてきた。今回は、薄膜トランジスタの小型化により、光の透過率を向上させるIGZOディスプレイ技術と生産プロセスの最適化が可能になり、スマートフォン向けにも高効率で生産できるようになったという。
シャープは、ドコモ2013・2014年冬春モデルの「おすすめ機種」のスリートップのうちの一機種として、IGZOディスプレイ搭載「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」(アクオスフォン・11月上旬発売予定)が選ばれている。今後は自社製品のみならず、他のメーカーにも積極的にIGZOディスプレイを売り込んでいくものと見られる。