ヤフーとアドビ、広告クリエイティブ制作分野で業務提携--新システムを開発
ヤフーとアドビ、広告クリエイティブ制作分野で業務提携--新システムを開発
ヤフー株式会社とアドビ システムズ株式会社は14日、広告におけるクリエイティブ制作分野で業務提携すると発表した。料金などのサービスの詳細は、決定次第「Yahoo!クリエイティブスタジオ」公式ページで案内される。
今回の業務提携によって、Yahoo! JAPANはアドビのソリューションを活用し、デジタルコンテンツを制作する関係者の間でクリエイティブ制作のステータスを共有して、作業・管理が可能になるクラウド型のワークフロー管理およびストレージシステム「Yahoo!クリエイティブスタジオ」を、アドビから支援を受けて開発した。
このシステムによって、これまでは制作関係者間(広告管理者やクリエイターなど)での膨大な情報のやりとりやデザインデータ共有で手間や時間を取られ、クリエイティブの付加価値を高めにくくなっていた問題が解決されるという。
具体的には、広告管理者は広告素材のレビューと広告作成が効率的になる。クリエイターは、最新ツールで表現を最適化し、制作の効率化や作業の合理化がはかれる。
「Yahoo!クリエイティブスタジオ」の構成は、デジタルマーケティングソリューションAdobe Experience Managerのデジタルアセット管理システムがもとになっている。Photoshop, Illustrator, Flashなどを含むAdobe Creative Cloudが提供されることで、最新デスクトップアプリを活用したコンテンツ制作やバナー・ビデオなどのリッチ広告にも対応する予定。ほかにも、Yahoo! JAPANが持つビッグデータやメディアとしての知見も活用できるとしている。