KDDIと陸上自衛隊東部方面隊、災害協定を締結
KDDIと陸上自衛隊東部方面隊、災害協定を締結
KDDI株式会社と陸上自衛隊東部方面隊は23日、東部方面隊の管轄地域(関東地方、新潟県、山梨県、長野県、静岡県)における災害時の相互協力に向けて、「陸上自衛隊東部方面隊とKDDI株式会社との間の災害時における通信確保のための相互協力に関する協定」を締結したと発表した。
今回の「災害協定」は、2013年11月に防衛省とKDDIの間で締結した「災害協定 (中央協定)」に基づくもの。今後発生が予想される、首都直下地震や南海トラフ地震などの災害時に、通信確保に向けた広範な相互協力を行い、迅速な復旧活動を図るとしている。
KDDIとしては、東部方面隊の災害時における復旧、人命救助活動に必要な通信手段として、衛星携帯電話やau携帯電話等の通信機器を優先的に提供するという。東部方面隊からは、被災地における通信手段を確保するために活動するKDDIに対して、物資の輸送や各種施設・設備の使用、燃料・資材等の物資および機材の貸し出しなどの協力を行う。
両者は、災害時にスムーズな連絡体制を確立するとともに、情報共有や協同訓練を年1回以上実施するとしている。