今日のGoogleロゴはレイチェル・カーソン生誕107周年
今日のGoogleロゴはレイチェル・カーソン生誕107周年
Googleは、2014年5月27日のロゴをアメリカの生物学者、レイチェル・カーソン生誕107周年を記念したデザインに変更した。レイチェル・カーソンらしき女性が、彼女が危険性を主張した農薬・DDTの影響を受けやすい水棲生物や猛禽類に囲まれたイラストとなっている。
レイチェル・カーソンは1907年、ペンシルバニア州生まれ。幼いころより文学に興味を示し、ペンシルバニア女子大学では英文学を専攻するも、生物学の授業に魅了されて生物学者への道を歩むことになる。修士号を取得したのちアメリカ連邦漁業局に勤務。その後「潮風の下で」、「われらをめぐる海」、「海辺」などを出版し、世間の注目を集める。さらに1962年に発表した「沈黙の春」では、DDTが化学物質として生態系に深刻な影響を与えると警鐘を鳴らした。これにより、世界中の人々が環境問題について関心を抱くようになっていったのである。1964年、がんにより死去。1965年にはレイチェル・カーソン最後の著書「センス・オブ・ワンダー」が出版。さらに1991年にはノルウェーで、国際的な環境賞「レイチェル・カーソン賞」が設立された。