スパコン「京」活用し抗がん剤の候補物質を作製
スパコン「京」活用し抗がん剤の候補物質を作製
東京大学、富士通株式会社、興和株式会社が理化学研究所の世界最速級のスーパーコンピューター「京」を活用し、抗がん剤の候補物質を作製することに成功したと読売新聞の医療サイト「yomiDr.」が伝えている。
記事によると、これは「IT創薬」と呼ばれる方法で高い治療効果を見込める薬を効率的に作る技術として注目を集めているという。研究チームは、がん細胞の表面にある、増殖に必要な役割を果たすたんぱく質に着目し、たんぱく質の「鍵穴」に「鍵」のように入り込み、細胞増殖を抑える化学物質をスパコンで設計したと報じている。