iOSインターフェイスとiPhone保護ケースの微妙な関係 - デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
デザインってオモシロイ MdN Design Interactive

iOSインターフェイスとiPhone保護ケースの微妙な関係

  • 新規会員登録
  • ログイン管理
  • Twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • RSS

2026.4.22 WED

  • TOP
  • 特集
  • 連載
    • ALL
    • デザイン・アート
    • テクノロジー
    • コラム
    • インタビュー
    • レポート
    • インサイト
  • Tech
    • ALL
    • プログラミング
    • UI/UX
    • フレームワーク
    • Webアプリ
    • Webサービス
    • その他
  • ニュース
    • ALL
    • ニュース
    • 新製品
    • テクノロジー
    • アートイベント
    • モバイル
    • ネットで話題
新規会員登録
ログイン管理
  • プレスリリース
  • メルマガの登録・解除
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法
  • 利用規約
  • お問合せ
  • 広告掲載について
  • インプレスグループ
閉じる
  • TOP
  • ニュース -
  • iOSインターフェイスとiPhone保護ケースの微妙な関係
【サイトリニューアル!】新サイトはこちら/MdNについて
  • ALL
  • ニュース
  • 新製品
  • テクノロジー
  • アートイベント
  • モバイル
  • ネットで話題

コラム

2014.11.28 FRI

iOSインターフェイスとiPhone保護ケースの微妙な関係

iOSインターフェイスとiPhone保護ケースの微妙な関係

2014年11月28日
TEXT:大谷和利(テクノロジーライター、原宿AssistOnアドバイザー)


iPhone 6/6 Plus
iPhone 6/6 Plus

本来、筆者は、iPhoneに保護ケースをつけずに使いたい派である。そのほうが薄さや軽さ、そして表面の触感など、製品の魅力を完全な形で味わえるからだ。

しかし、さすがにiPhone 6 Plusは片手持ちでの操作時に不安定になることがあるので、ふたつの選択肢を考えてみた。

ひとつめは、片手持ちでも安定した操作を可能にするケースの発案。すでに、その種のケース(またはアクセサリ)は市場に存在するが、個人的にはよりすぐれた解があると思い、そのアイデア実現に向けて少しずつだが動いている。

ただし、完成にはまだ時間がかかりそうなので、短期的にはもうひとつの選択肢を優先することにした。ケースの利用が不可避なのであれば、保護以外にもなんらかの機能性をもつ製品を利用してみるという案だ。具体的には、これまでは別に持ち歩いていた交通系のICカードを内蔵可能な、さるブランドのケースを購入したのである。

あえて「さるブランド」としたのは、実際に使ってみて気づいたマイナスポイントを、ほかの多くのケースも共有していると思われるためで、ここで特定のブランド名を挙げるのは本意ではないからだ。

もちろん、当初の目的であったICカードの内蔵と利用については問題なく機能し、満足している。しかし、購入後ほどなくして気づいたのは、ケースなしのときには意識せずに利用できていたエッジスワイプジェスチャーが、意図的に指を当てないと使いにくくなったという点だった。

iOS 7から実装されたエッジスワイプジェスチャーは、メールアプリやSafariなどで、指を左右のページや階層間の移動をジェスチャーで行う場合に、画面の端から内側に向かうスワイプでサポートするものだ。

しかし、どのあたりが「画面の端」の範囲なのかが明確にはわからない。そこで、確実にエッジスワイプだと認識させるために、現実には無意識のうちに「画面外から」内側に向かってスワイプしているユーザーが少なくないように思う(少なくとも、筆者は自然とそういう操作方法を身につけた)。

iPhone 6/6 Plusが、スクリーンをカバーするガラスの外周部まで丸めて、ボディサイドの金属部分と滑らかにつながるようなデザインを採用したのは、左右の縁部分の幅を極力細くしながらも、この画面外からのエッジスワイプをスムーズに行えるようにするための工夫だったと考えられる。

ところが多くの保護ケースは、万が一、iPhoneがスクリーン側から落下した場合にもガラス面が傷つきにくいように、画面の周囲を盛り上げた設計を採用している。この盛り上げの高さや断面形状によっては、画面の端に指をタッチしにくく、エッジスワイプを行いづらくなってしまうのだ。

これに似たケースの問題は、現行のiPod touchに移行する際のサードパーティ製品のデザインにも起こったことがあった。最近では、リークした外装の図面データを基に、Apple製品の発売と同時(あるいは、それ以前)にケースの展示や販売を行うアクセサリメーカーが存在するが、そのケースもそうして開発されたものだった。

最新のiPod touchには、背面の隅にポップアップ式のストラップホールが備わっているが、図面の該当部分は単に円形のマーキングのようにしか見えない。しかも、Appleは過去のモバイルデバイスにストラップホールを設けたことがなかったので、件のアクセサリメーカーは、よもやそのようなポップアップ機構が隠されているとは気づかず、早めに製造開始することを優先して、そこに穴のないケースをつくってしまったわけだ。

また、iPhone 5/5S用の、とある自転車ハンドルマウントケースは、蓋を閉じたときに環境光センサーを覆ってしまい、周囲が暗くなったとシステムが勘違いして、スクリーンの明るさを自動的に暗くしてしまう症状が発生した。

どれも、ケースメーカーの担当者が実際に製品を使い込むことなく製品をデザインしたことに起因する初歩的なミスだったといえる。

ちなみにiPhone 6/6 Plusの場合、Appleの純正ケースも、リム部分がスクリーン面より高い。だが、縁にかかる部分の幅を微妙に狭くすることで、エッジスワイプが機能しやすくしてあるようだ。

それでも、滑らかなガラス面の縁からスワイプするのに比べるとユーザービリティが劣ることは明白であり、外装デザインで意図した使い勝手の向上を、ケースがスポイルする結果となっている。

デザイン部門のトップであるジョニー・アイブも、このあたりの落とし所をどうすべきか迷ったことだろうが、純正アクセサリであればこそ、もうひと工夫あっても良かったように感じる。

幸い、筆者が購入したケースはシリコン製で加工が容易だったため、画面外からのエッジスワイプを行いやすいよう左右2個所の一部を切り取ってカスタマイズし、今は快適に使えている。

今後もインターフェイスやハードウエアの進化に伴って、思いもよらぬ仕様やジェスチャーが追加されていくことだろう。ケースメーカーが先行者利益を得るために製品開発を急ぎたい気持ちは理解できるものの、これからは単に外装にフィットさせるだけでなく、新製品の実物を目の前にしてすべてのことが正しく、使いやすく機能するかを確認したうえで出荷してほしいと願う。

それを怠ったことで、結局、不利益を被るのは顧客たるユーザーであり、それがひいてはメーカー自身の評価につながっていくのだから。




■著者の最近の記事
成功のなかのジレンマ――2014年秋2回目のAppleスペシャルイベント
マーク・ニューソンはなぜAppleを選んだのか?
iPhone 6/6 PlusとApple Watchへの所感と、今後の展開予想
MacBook Airの「Stickers」篇CMの違和感
Appleはなぜ複数のウェアラブルデバイスを用意するのか
本来の意味で充実していたWWDC 2014は、秋に向けた“序章”
Appleのイベントから見えたティム・クックの強気なビジネス戦略




大谷和利氏近影

[筆者プロフィール]
おおたに・かずとし●テクノロジーライター、原宿AssistOn(http://www.assiston.co.jp/) アドバイザー。アップル製品を中心とするデジタル製品、デザイン、自転車などの分野で執筆活動を続ける。近著に『iPodをつくった男 スティーブ・ ジョブズの現場介入型ビジネス』『iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化』(以上、アスキー新書)、 『Macintosh名機図鑑』(エイ出版社)、『成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか』(講談社現代ビジネス刊)。

twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちら/MdNについて

前の記事を読む

サービス・プロダクト制作者にとって必要な3つの視点(前編)

サービス・プロダクト制作者にとって必要な3つの視点(前編)

2014.11.25 TUE

次の記事を読む

「怒ってなどいない!! 」怒り顔の猫・小雪 フォトコラム Day 50

「怒ってなどいない!! 」怒り顔の猫・小雪 フォトコラム Day 50

2014.11.28 FRI

アクセスランキング

8.30-9.5

  • 携帯大手3社、メッセージアプリ「+メッセージ」を各社全ブランドとMVNOに拡大
  • テレビの音声をワイヤレス化して飛ばせる「トランスミッター」発売、サンワサプライから
  • iPhone 12/iPhone 12 Proに音の不具合、対象モデルは無償修理へ
  • ビクトリノックス、30色バリエーションのマルチツール「クラシック カラーズ」を発売
  • 今月発表のiPhone13、低軌道衛星通信を使い“圏外”でもテキスト送信などが可能か
MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在

  • 【文房具連載】第19回 五十嵐製紙「Food Paper」/物語のある、ニューフェイスな文房具・雑貨
  • 見た目のかわいさだけじゃない、犬の形をした実用性の高いウェブカメラ
  • この秋に発表予定のiPhone 13(仮称)はどのような変貌を遂げるのか?
  • 植物性由来100%、合成香料不使用など、エコな洗濯洗剤5選/ライフスタイル連載・こんげつのきぶん
  • 【DESIGN DIGEST】書籍カバー『顔のない花嫁/K.R.アレグザンダー』、商品パッケージ『秋の限定商品/アフタヌーンティー・ティールーム』

MdN公式Instagram

Instagramでは、デザイン関連本や本に関連した参加型コンテストについて発信しています。

page top
MdN
impress
  • メルマガの登録・解除
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法
  • 利用規約
  • お問合せ
  • 会社概要
  • インプレスグループ
  • 広告掲載について
  • MdN デザインの本
  • MdN新書 新ジャーナリズム宣言。
  • “静寂”文具サイト
  • MdN DESIGNFONT STORE

Copyright © MdN Corporation,
an Impress Group company. All rights reserved.

page top
MdN
impress
  • メルマガの登録・解除
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法
  • 利用規約
  • お問合せ
  • 会社概要
  • 広告掲載について
  • インプレスグループ
  • MdN デザインの本
  • MdN新書 新ジャーナリズム宣言。
  • “静寂”文具サイト
  • MdN DESIGNFONT STORE

Copyright © MdN Corporation,
an Impress Group company. All rights reserved.