「阪神・淡路大震災の記録」写真マップが公開
「阪神・淡路大震災の記録」写真マップが公開
GIS(地理情報システム)ソフトウェアを手がけるESRIジャパンは14日、阪神淡路大震災の発生直後の写真と想定撮影地点を組み合わせたストーリーマップ「阪神・淡路大震災の記録」を公開したと発表した。マップに使われている写真は、神戸市が震災の記録写真をオープンデータとして提供するWebサイト「阪神・淡路大震災1.17の記録」で公開されたものを使用。ユーザーは無料で利用できる。
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災は、今年で20年の節目を迎える。この震災マップは、全ての記録写真のうち、震災発生直後の被害状況を記録した写真と、復旧・復興状況を表す写真と想定撮影地点を示すマップを組み合わせたもので、「ビル・商業施設」「鉄道・駅」、「道路、みなと、火災、液状化」「復旧・復興」の4種類。写真の撮影位置は同社が画像情報をもとに、おおよそ街区レベルで特定を行ったという。同社は、このマップを通じて震災の経験を次の世代に継承する一助としたいとしている。