超電導フライホイール蓄電システム実証機が完成
超電導フライホイール蓄電システム実証機が完成
鉄道総合技術研究所などが、4月15日、一定温度以下で電気抵抗がゼロになる「超電導」現象を活用した蓄電システムを開発したことを発表した。
開発された蓄電システムは、大容量の電力を長期にわたって蓄えることが可能。これにより、自然エネルギーと組み合わせた電力の安定供給が期待されている。
電力に変換する仕組みとしては、直径2メートル、重さ約4トンの炭素繊維でできた円盤を真空容器内で高速回転させることで、電力を運動エネルギーとして蓄える。円盤は超電導磁石の磁気で浮いており、摩擦が生じずエネルギー効率が高い。劣化することもなく寿命が長いことが特徴となっている。