NICT、ドローンの通信の安全性を高める技術を発表
NICT、ドローンの通信の安全性を高める技術を発表
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と株式会社プロドローン、株式会社サンエストレーディングは、ドローンの飛行制御通信の安全性を強化する技術を開発し、その実証実験に成功したと発表した。
同技術は、真性乱数を共通の暗号鍵としてドローンと地上局間で共有し、制御通信をパケットごとに真性乱数を用いて暗号化(ワンタイムパッド暗号化)することにより、制御の乗っ取りや情報漏えいを完全に防御する技術。複数の暗号鍵をドローンに搭載して、対となる暗号鍵を複数の地上局に量子鍵配送ネットワークで配送することで、複数の地上局間で安全に飛行制御を引き継ぎながらドローンを広域で飛行誘導することができる。
同技術の製品化については、乱数生成器を地上局に導入して、ユーザー・機器認証を経て暗号鍵をドローンに供給し、地上局間では手渡しで鍵配送を行う飛行誘導システムを2年後に予定している。
同技術の製品化については、乱数生成器を地上局に導入して、ユーザー・機器認証を経て暗号鍵をドローンに供給し、地上局間では手渡しで鍵配送を行う飛行誘導システムを2年後に予定している。