金属製品の表面にスタイラスを打ち付けて刻印できるローランドDGのメタルプリンタ「METAZA MPX-95」
ローランド ディー.ジー.株式会社は、メタルプリンタの新製品「METAZA MPX-95」を発売した。メタルプリンタは、金属系の材料の表面にスタイラス(打刻針)を高速で打ち付けることにより、文字や図柄から階調付きの写真などまで表現できるマーキング(刻印)装置。標準で付属する専用ソフト「Roland METAZAStudio」がマーキング用のデータ作成をサポートし、写真データを取り込んで加工したり、文字や図柄などを加えたりできるため、誰でも手軽にオリジナルのデザインを実現できる。
>>>ニュース記事の制作を承ります!
>>>ニュース記事の制作を承ります!
同社の「METAZA」シリーズは、2000年に初号機の「MPX-50」が発売されて以来、グッズやアイテムへのデザイン装飾、宝飾品やアクセサリーの名入れ、ノベルティへのロゴ入れ、金属銘板 / 工具 / パーツ / 医療用鋼製器具などへの管理番号や固有識別子の表示と、幅広い用途で活用されてきた。今回発売された「MPX-95」は、デジタルものづくりの市場の広がりと今後の新市場開拓を視野に入れ、汎用性や利便性を追求した最新モデルだ。
作業時に材料を設置する台座部分を着脱式に改良することで、これまで困難であった大型のオブジェクトや複雑な形状にも対応。狙った箇所へスムーズにマーキングできるように、位置を示すレーザーポインタが搭載されたため、機器に不慣れな初心者でも扱いやすい。さらに、グッズやアイテムなどの名入れやデザイン装飾に最適化された「GK-1」と、医療器具への2次元シンボルのマーキングに特化した「DK-1」と、2種の専用キットも合わせて発売されている。「MPX-95」でマーキング可能な材料は金 / 銀 / 銅 / プラチナ / 真ちゅう / アルミ / 鉄 / ステンレスなど、マーキング領域は最大80(幅)×70(高さ)×80(奥行)mmで、インターフェイスはUSB。