午後3時に帰れるプレミアムフライデー、導入済み・予定はたったの2.2%
株式会社DeNAトラベルは23日、2017年2月から導入予定の「プレミアムフライデー」についての調査を実施し、その結果を公開した。調査対象は会社に勤務する25~69歳の男女509名、調査期間は2017年1月11日〜15日。
経済産業省などの政府機関や経団連が主導する「プレミアムフライデー」。月末の金曜日は午後3時に退社して、午後の多くの時間や土日と繋げて消費活動を促すものだが、企業の腰は思ったよりも重いようだ。
設問の「勤め先はプレミアムフライデーを導入予定ですか?」という問いに対し、「導入済み」や「導入予定」は全体の2.2%しかなく、導入の可能性がある「分からない」39.5%・「検討中」3.3%を加えても過半数に満たない45%だった。
導入された場合については、多くの人が肯定的に捉え、過ごし方は「パートナーと」「一人で」「友人と」などに大きく分かれ、出費については「やや増えそう」以上が74.4%となり、導入されれば政府などの狙い通りになりそうな結果となった。
何をするかは「旅行」が圧倒的に多く、行き先は「台湾」「韓国」「沖縄」などの近場が占め、1泊2日や2泊3日ぐらいの小旅行をイメージしている人が多いようだ。
また、意見や要望、懸念については、「他の曜日の残業が増えそう」「それに伴う仕組みの導入を希望」「強制力がなければうちの会社は実施しない」など、多くの人が実施に向けて様々な仕組み作りが必要であると感じていることがわかった。
発表資料
URL:https://www.atpress.ne.jp/releases/120357/att_120357_1.pdf
2017/01/23