電通、デジタルサイネージを見やすくするデザインフォントとカラー「みんなのサイネージ」を開発
株式会社電通は、「みんなのサイネージ」を開発し、2017年2月1日(水)から販売を開始する。デジタルサイネージを見やすくするデザインフォントとカラーで、多言語対応への相談も可。第1弾として、4月3日(月)から都営バスのデジタルサイネージ上で、この「みんなのサイネージ」を利用したコンテンツが表示される。
昨今では、デジタルサイネージの分野においても、“見やすさ”や“分かりやすさ”への配慮が求められる時代となっており、今後ますますその傾向は強まることが予測される。そのような時代の流れを考慮し、同社の社内横断チームである電通ダイバーシティ・ラボと、デジタルサイネージ媒体を取り扱うアウト・オブ・ホーム・メディア(OOH)が開発したのが「みんなのサイネージ」だ。
書体には、同社と一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)、株式会社イワタが共同開発したユニバーサルデザイン・フォント「みんなの文字」を使用。色弱者の見え方の特徴にも気を配り、多くの人が情報を判別できる配色を実現するカラーユニバーサルデザインに対しても配慮されている。この「みんなのサイネージ」は、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会から“見やすさ”のUCDA認証、特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDA)からCUD認証を取得済みだ。今回のリリースとともに、株式会社電通では、今後もサイネージからの情報をできるだけ“見やすく”読めるように、新しいデザインに取り組んでいくことをアナウンスしている。