さまざまなシーンで使われる装飾デザインの定番「キラキラ模様」を、Illustrator（イラレ）で作ります。キラキラは、円を描く→「パンク・膨張」機能をクリック、これだけで簡単に制作できるので、作り溜めておくと便利です。

■使用ツール「楕円形ツール」「パンク・膨張」「線パネル［比率］」

1.キラキラのベースとなる円を描く（楕円形ツール）

まずは円でキラキラのベースを作ります。

円は楕円形ツールで作成します（図1）。shiftキーを押しながらドラッグすると、正円ができます（図2）。正円をベースにすると、縦横比が同じキラキラ模様を作れるので、用途に合わせて正円で制作してください。

2.円をキラキラの形に変形する（パンク・膨張）

次に（円を選択していない場合は、選択ツールで円を選択しておく）、効果メニュー→“パスの変形”→“パンク・膨張...”を選択（図3）。

表示されたダイアログのスライダーを、左側の［収縮：- 60~80％］に動かすと、キラキラの形に変形します（図4）。

これでキラキラの模様はできましたが、この方法で線色をつけると、角が尖らない場合があります（図5）。

そんなときは、ウィンドウメニュー→“線”で線パネルを表示して、［比率］の数字を上げると角が尖ります（図6）。

図形の塗りや線の色、大きさ、縦横比などを変更して、ぜひいろいろなキラキラを作ってみてください（図7）。

以上、Illustratorできらきらの模様を作る方法でした。簡単に作れて、使える場面も多い装飾なので、ぜひオリジナル素材として作りためてご利用ください。
●構成：編集部、専門学校講師のイラレさん　●制作：専門学校講師のイラレさん　●編集：編集部