01-(4)調整レイヤーの使い方 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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 Technique01 画像補正の基本 

04 調整レイヤーの使い方



トーンカーブやレベル補正を使って直接画像を補正してしまうと、後から補正する前の状態に戻したり補正をやり直すことができなくなってしまう。
Photoshopの「調整レイヤー」を利用すれば、補正設定を元画像の上にレイヤーとして重ねることができるため、元画像を変更することなく画像を補正することができる。Photoshopが多くのプロフェッショナルに愛用されているのは、この調整レイヤーがあるからといっても過言ではない、優れた機能だ。


調整レイヤーの設定

調整レイヤーはボタンまたはメニューから簡単に追加することができる。ここではトーンカーブの調整レイヤーを作成して基本操作を覚えよう。
1.レイヤーパレットの[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]ボタンをクリックするか、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”のサブメニューから補正項目を選択する。
2.[トーンカーブ]ダイアログが表示されたら、カーブを調節して画像の補正を行い、ダイアログを閉じる。レイヤーパレットを見ると、トーンカーブの調整レイヤーが新たに作成されているのが確認できる。なお、調整レイヤーは複数作成して重ねることが可能だ。



3.トーンカーブを設定し直したい場合は、レイヤーパレットで調整レイヤーのアイコンをダブルクリックしてダイアログを開く。先に設定したカーブがそのまま残っているので、これを変更すればよい。

4.調整レイヤーが不要になったら、レイヤーパレットで調整レイヤーを[レイヤーを削除]ボタンへドラッグ&ドロップすることで削除できる。



5.調整レイヤーを持つファイルは、Photoshop EPS、JPEGといった形式で保存することができない。
このような場合は、補正が終わった段階でレイヤーパレットのパレットメニュー→“画像を統合”を選択して背景レイヤーのみの画像にすればよい。ただし統合した調整レイヤーは失われてしまうので、統合直前のファイルをバックアップしておくとよいだろう。



 column  調整レイヤーが使えない色調補正

色調補正の項目の中には、調整レイヤーを利用できないものがある。下の図は左がイメージメニューから選択できる色調補正の項目、右が調整レイヤーで選択できる項目だ。調整レイヤーが使えない補正項目については、元画像のレイヤーを複製して作業するとよい。
[イメージ]メニューから選択できる色調補正の項目

[イメージ]メニューから選択できる色調補正の項目

調整レイヤーで選択できる項目

調整レイヤーで選択できる項目

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