第4回 ホスティングサーバ導入までの流れ



第4回 ホスティングサーバ導入までの流れ
文=野本幹彦

利用するホスティングサービスが決まったら、申し込みを行うことになる。しかし、初めてホスティングサービスを利用する場合は、契約までの流れがよくわからず、とまどうこともあるだろう。申し込みから契約、サービス開始までの流れは、サービス内容やホスティングサービス会社によって異なるが、事前に注意しておかなければならない点などを中心に導入までの流れを見ていこう。

サイト公開予定日に合わせて
サーバ導入を考えていこう

ホスティングサービスの申し込みは、オンライン、メール、電話などで行うほか、高額な契約の場合は営業担当者に直接行う場合がある。申し込みからサービス開始までがどのような流れになっているかをWebサイト上で公開している場合が多いので、これらのガイドを事前にチェックしておこう。もし目的のサービスにこのようなガイドがない場合は、問い合わせてみることも重要だ。要領を得ない応対であったり、流れがわかりにくい場合は、ほんとうにそのサービスが良いのかどうかを再考する必要がある。ユーザーにわかりやすい説明ができないサービスは、契約後に不都合や不便さを感じることになりかねないからだ。

申し込む際に最も気をつけなければならないのは、“いつからサービスが開始されるか”ということだ。オンラインで申し込んで即日利用できるサービスもあれば、契約書のやり取りが必要となって何日かかかってしまう場合もある。また、専用サーバの場合は、サーバのセットアップなどで2週間以上の時間がかかることもある。制作するWebサイトをいつ公開しなければならないか、データのアップロードやテストなどの公開前の準備期間をどの程度見積もらなければならないかなどを考えて、サービスの開始を合わせなければならない。サイト公開予定日にサーバが用意できていないことは論外だし、導入が早すぎれば、そのぶんコストがかかってしまう。


サーバ乗り換えの場合は
さらに注意が必要となる

新規に制作するWebサイトのためにホスティングサービスを契約するのではなく、既存のWebサイトを新たなホスティングサービス上に乗せ換える場合は、導入開始までの期間や移行期間にさらなる注意が必要だ。既存のWebサイトで提供しているサービスをできるだけ停止させずにスムーズな移行を行うためには、既存のサーバと新たに契約するサーバを併用する期間を設ける必要があるが、コスト面を考えれば併用期間はできるだけ短いほうがよい。余裕を持ちつつもむだなコストを出さないようにしっかりとした計画を立てていこう。

サーバ乗り換えの際に、もうひとつ注意しなければならないのは、独自ドメインの移行期間も考慮に入れなければならないということだ。「http://www.○○.co.jp/」とブラウザに入力するだけでサーバにアクセスできるように、DNS(Domain Name System)が設定されているのだが、この設定を新規に契約するホスティングサービスのDNSに切り替えて、新しいサーバを参照するように切り替える必要がある。DNSの切り替えは、即日で切り替わる場合もあるが、以前の情報がキャッシュされていて切り替え後も旧サーバを参照してしまう場合もあるので、1週間程度の新旧サーバ併用期間を考慮しておこう。

独自ドメインの移行は慣れてしまえば簡単に行えるが、サーバの移行を初めて行う場合には迷ったり、失敗したりしやすい作業となる。これらの知識に詳しい人に教えてもらったり、作業手順をWebで検索するなどして、あらかじめ知識を得ておくことが重要だ。ホスティングサービス会社の中には、移行サービスを提供している場合もあるので、チェックしてみよう。


サーバー移行の場合は併用期間が必要になる

>>> 第1回 ホスティングサーバとは?
>>> 第2回 ホスティングサーバの種類
>>> 第3回 ホスティングサーバの選び方
>>> 第4回 ホスティングサーバ導入までの流れ
>>> 第5回 導入時に覚えておきたいセキュリティ知識
>>> 第6回 ホスティングサービスのアプリケーション活用法



twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS

▷こんな記事も読まれています

Recommended by