iPadの文字入力を“ちょっとでも”快適にするワザ7選



iPadの文字入力を“ちょっとでも”快適にするワザ7選
2010年6月2日
TEXT:編集部


5月28日にiPadが日本に上陸。すでに多くの方が手にされていろいろいじっていることかと思います。ノートPCの代わりに持ち運んで使用する用途を模索している方も少なくないですが、そこまでおおげさでなくとも、文章を書いたりTwitterでつぶやいたりと、文字を入力する機会は多いものです。しかしいまひとつ日本語変換が使いにくいと言われるiPhone OSですし、iPhoneと違ってフリック入力もありません。ワイヤレスキーボードは使用できますが、わざわざそこまでしなくても、という人のために、ここではiPadでの文字入力を“ちょっとでも”快適にするテクニックを紹介します。

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【1】文章は長めに入力する
ふだんケータイを使っていると単語や文節単位で入力、変換、確定していくことが多いかと思いますが、iPhoneやiPadでは入力を細切れにせず、やや長めの文章を入力して、一気に変換していくほうが変換精度が向上するようです。変換中にタップし、入力カーソルを配置することで、タップした場所で区切って変換することもできます。




【2】“連絡先登録”はiPadでも健在
iPhoneで開発された連絡先アプリによく使う単語を登録しておくのはiPadでも有効。これは連絡先アプリに登録された名前を変換候補に出す機能を利用したワザ。連絡先アプリの「姓」の部分に漢字を、「姓の読み」の部分に読みがなをつければOKです。iPhoneで出された「辞書登録Free」、「辞書登録Lite」、「MY辞書登録」のような登録アプリもあるので、これらを利用するのもよいですし、iPadの母艦にMacを使っている人はMacの「アドレスブック」に入力して、アドレスブックを同期させるのもよいでしょう。




【3】キーボードで入力できる文字を知る
iPadにはフリック入力がなくてショックを受けた方も多いはず。たしかにフルキーボードはiPhoneよりずっと使いやすくなりましたが、それでも物足りないという方もいるかもしれません。ところが、iPadのキーボードには、キーに表示されている文字のほかにも入力できる文字があります。iPhoneでも同様の機能はあったので、覚えているかもしれません。押しっぱなしにしていると複数の文字が選べるようになる機能です。





複数候補があるのは以下の通り。

English(US)キーボード

●ABC(標準状態)
E、Y、U、I、O、A、S、Z、C、N……ヨーロッパ系言語の文字
,……′

●.?123
1~0の各数字……半角数字と全角数字
-……ー、・[半角]
/、:、;、(、)、@……それぞれの全角記号
$……ウォン、ユーロのマーク、\、$、£
&……&、§
.……...
?……?、逆疑問符
!……!、逆感嘆符
’……'、‘、'
”……下記参照




●#+=(.?123のキーボードに切り替えてからさらに切り替え)
[、]、{、}、#、*、+、=、_、\(半角)、|、<、>、……それぞれの全角記号
%……%、‰
^……^
.……...
?……?、逆疑問符
!……!、逆感嘆符
’……'、‘、'
”……上記参照

日本語 フルキーボード

●ABC(標準状態)
E、Y、U、I、O、A、S、Z、C、N……ヨーロッパ系言語の文字(English(US)キーボードと同様)

●.?123
1~0の各数字……半角数字と全角数字
-……ー、・[半角]
/、:、;、(、)、@……それぞれの全角記号
¥……ウォン、ユーロのマーク、¥、\、$、$、£
&……&、§
.……...
「……〔、【、『、《
」……〕、】、』、》

●#+=(.?123のキーボードに切り替えてからさらに切り替え)
[、]、{、}、#、*、+、=、_、\(半角)、|、<、>、……それぞれの全角記号
%……%、‰
^……^
.……...
?……?、逆疑問符
!……!、逆感嘆符
’……'、‘、'
”……上記参照


【4】上記以外のキーボードのポイントを知る
URLやメールアドレス入力画面で出るキーボードの「.com」キーにも他候補があります(.jpなど) 地球儀マークを押しっぱなしにしていると、キーボードの選択候補がポップアップで表示されます .?123のキーボードには「取り消す」(Undo)キーがあります English(US)と日本語 フルキーボードでは一部キーの数や種類が違います。よく見て覚えましょう




【5】いまのキーボードの状態を見分ける
多くの人はEnglish(US)キーボードと日本語 フルキーボードを使い分けているかと思いますが、キーボードの配置が似ているので、自分がいまどのキーボードで入力しているのかをパッと見て理解することが重要です。わかりやすいポイントとして「変換候補の表示があったら日本語キーボード」、「改行かreturnか」があります。




【6】iPadに角度をつける
縦置きにせよ横置きにせよ、iPadをテーブルにおいた状態では打ちにくいですが、本体に角度をつけるとPCのキーボードのようになって打ちやすくなります。本体の裏に本などを置いて傾斜をつけてもよいですが、アップル純正のケースは傾斜がつくような折りたたみ式になっています。




【7】設定を見直す
設定アプリの一般→キーボードで、入力時の設定を見直しましょう。各項目の内容は以下の通りです。

自動修正……英語のスペルチェックが働きます。英語を頻繁に入力しないのであればオフでよいかもしれません
自動大文字入力……自動的に単語の頭文字が大文字になります。英語を頻繁に入力しないのであればオフでよいかもしれません
Caps Lockの使用……オンにすると、shiftキー([↑]と書かれたキー)を1回おすと青矢印になり、1回限りshiftキーが有効に、2回押すと青いキーに白矢印になり、shiftキーがずっと有効になります。もう一度押すと元に戻ります。
ピリオドの簡易入力……オンにすると、スペースキーを2回押すと「.」(ピリオド)が入力できます。実際はピリオドのあとに半角スペースが入るので注意しましょう



いかがでしたでしょうか。ここでは7つご紹介しましたが、使用環境や好みなどによって人それぞれ有効なものが違ってくるかと思います。ぜひいろいろ試して、楽しいiPadライフをお過ごしください。




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(2010/06/01)
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