iPadをビジネスツールとして使う方法とそのためのアプリ【1】

iPadをビジネスツールとして使う方法とそのためのアプリ【1】
2010年6月14日

TEXT：小川 浩
（株式会社モディファイ CEO 兼クリエイティブディレクター）

前回、アップル（株）のプレゼンテーションソフトである「Keynote」について解説した（参照記事「KeynoteがPowerPointよりすぐれている3つの理由」）が、今回はiPadそのものをビジネスツールとして使ううえでの、筆者なりのコツを紹介したい。




【1】日常業務

ふつうのビジネスパーソンであれば、WebブラウザとメールとiWorksがあれば、たいていの仕事は足りるはずだが、iPadには「Flashが見られない」、「ファイルを本体のストレージに保存するという概念が基本的にない」などの制限があるので、従来のPCとは異なる感覚が必要だ。

Flashが見えないことによる不都合は実際にはなきに等しいが、たとえばメール添付のファイルを効率的に管理するためにはノウハウが必要だ。

筆者は「GoodReader for iPad」と「Zip File Viewer」というソフトを活用している。Zip形式で圧縮されたファイルを解凍するにはこれらのアプリが必要だし、ファイルはメールに添付されていてもドキュメントフォルダのようなものがないiPadでそれらのファイルを保存するには専用のドキュメント管理ソフトが必要になる。


【2】プレゼン

iPadでプロジェクターやTVモニタに投影できるのは、デフォルトでは「Keynote」と「ビデオ」、「YouTube」、それから写真のスライドショーだけだ。

しかし、Webブラウザを使ってWebページを見せたいというニーズは少なからずあるはずだ。

そこで役に立つのが「Expedition - VGA, Composite, Component Out Web Browser」というブラウザだ。このブラウザはVGA対応なので、プロジェクターに映し出すことが可能だ。

しかも、ボタンひとつで指先で直接画面を触って位置を表示できるポインタ機能があるので、Webページ上の見せたい部分を簡単に指し示すことができる。


「GoodReader for iPad」（115円）
iTunes URL：http://itunes.apple.com/jp/app/goodreader-for-ipad/id363448914?mt=8




「Zip File Viewer」（iPhoneアプリ、無料）
iTunes URL：http://itunes.apple.com/jp/app/zip-file-viewer/id352308329?mt=8




「Expedition - VGA, Composite, Component Out Web Browser」（115円）
iTunes URL：http://itunes.apple.com/jp/app/expedition-vga-composite-component/id369305234?mt=8




※編集部註：アプリの価格は記事公開時のものです。