Webユーザビリティの新ガイドラインほか3冊


周りを驚かせるようなカッコいいアイデアやデザインは、一朝一夕で生まれるものではありません。情報や技術を取り入れつつ、日々感性を磨きながら、実践(現場)で鍛えていく。インプットとアウトプットのサイクルが大切。多忙なデザイナーのインプットを助けるべく、MdN Interactive編集部がオススメ本を紹介していくコーナーです。



Webユーザビリティの新しいガイドライン
『新ウェブ・ユーザビリティ』
ヤコブ・ニールセン+ホア・ロレンジャー 著/エムディエヌコーポレーション
2,300円+税

スプラッシュページに代表されるような、見た目ばかりが偏重されがちだった黎明期のWebデザインに、「Webユーザビリティ」という新しい価値観を持ち込んだ前著『ウェブ・ユーザビリティ』。その出版から6年、ネットワーク環境や技術の変化といった最新事情を踏まえて、新時代に即したガイドラインとして提唱されるのが本書。検索機能、ナビゲーションと情報構造、Webのためのライティング技術など、Webユーザビリティにおける最重要課題を、豊富な事例を用いて解説していく。





ハード/ソフト導入時の選択ポイントを解説 『現場で使えるDTPシステム構築実践ガイド』 林 浩一郎 著/毎日コミュニケーションズ
2,500円+税

普段はDTPに必要なハードやソフトを問題なく使いこなしている人でも、それらを自分で購入し、システム環境を構築するとなると、選択基準が意外にわからなかったりするのでは? 本書はDTPのシステム環境を構築する際に必要な、ハード/ソフトの選択時の判断材料をまとめたガイドブック。製品を性能や水準で選ぶ目安や、複数の選択肢から“妥当な組み合わせ”を選ぶ際のポイントなどを紹介しており、システム導入に失敗せず確実な管理・運用を行うための指針を示す。





雑誌がデザインを創り、デザインが雑誌を創る 『雑誌のカタチ』 山崎浩一 著/工作舎
1,800円+税

インターネットの出現と普及は、雑誌という情報メディアのあり方に少なからずの変化をもたらした。その一方で、雑誌にしか創れない世界があることも事実。『POPEYE』(ポパイ)、『ぴあ』、『クイックジャパン』など一時代を築いた8誌を、判型や文字組み、レイアウトといった「雑誌のカタチ」から論じた本書。優れた雑誌には優れたデザインがあり、“エディトリアル・デザインの力”なくしては、多くの読者の支持を得られなかったことを実感できる。






古きを訪ね、現代に通じる魅力を発見
『モダンふろしき案内』 佐々木ルリ子+菅原すみこ 著/河出書房新社
1,400円+税

若い世代の間で和服や落語が小さなブームになったことは記憶に新しい。ある時代まで日本人の生活に欠かせないもののひとつだった風呂敷も、最近ではレトロな魅力が再注目されている。伝統的なものから現代のものまで、多数の風呂敷を写真で紹介した本書。包み方や活用法といった情報も掲載し、その便利さ、おもしろさを伝える。唐草、格子、縞といった古来の模様や風呂敷ならではの色彩は、今見ると逆に新鮮。現代のデザインに生かせるヒントがあるかもしれない。




(更新日:2006年12月19日)
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