デル、サーバーとストレージの新製品発表でラインアップを強化

デル、サーバーとストレージの新製品発表でラインアップを強化 デル(株)は7月8日、サーバーとストレージの新製品を発表した。製品ごとに発売日は異なり、順次出荷される。

今回発表になったのは、ブレードサーバが「Dell PowerEdge M710HD」(8月中旬発売、27万2160円~(予定価格))と「Dell PowerEdge M610x」(8月中旬発売、29万2110円~(予定価格))、ラックマウントサーバ「Dell PowerEdge R715」(7月8日発売、52万7100円~)、ストレージが「Dell EqualLogic PS6000XVS」(8月下旬発売、価格未定)、「Dell EqualLogic PS6010XVS」(8月下旬発売、価格未定)、「Dell PowerVault MD3200」( 6月16日出荷済み、74万3400円~)、「Dell PowerVault MD3200i」(6月16日出荷済み、835,800円~)の、合計7製品。

データセンターの高密度・高効率化が喫緊の課題となるなか、「Dell PowerEdge M710HD」は、フルハイトの「Dell PowerEdge M710」と同等の性能を、ハーフハイトのサイズに収め、高い集積度を実現。高度なメモリ密度、および2ソケットのIntel Xeonプロセッサー 5600番台による強力な処理能力を提供している。フェイルセーフ機能に基づき、冗長化されたSDカードモジュールにハイパーバイザを組み込むことも可能だ。またホットスワップ対応のSASまたはSSDドライブが選択可能で、業界では数少ない高密度なブレードサーバのひとつと同社では話している。

また、「Dell PowerEdge M610x」は、発熱や電源供給の問題から装着の難しかったGPUを、ブレードサーバに装着できるように設計され、おもにHPC環境における設置面積の削減を実現している。

「Dell PowerEdge R715」はAMD Opteron 6100シリーズを搭載した2Uのラックサーバで、24個のコアと大きなメモリ・フットプリントとのバランスを取ることで、優れた価格性能比を達成している。

「Dell EqualLogic PS6000XVS」と「Dell EqualLogic PS6010XVS」には、SASドライブとSSDドライブがひとつの筐体に納められており、記録密度とパフォーマンスそれぞれの長所を活用。ストレージ仮想化環境の経験に基づいた自動負荷分散とデータ移動技術を搭載した最新のファームウエアで、1台のアレイ内部でデータの階層化を自動的に行える。

中小企業に最適なストレージ「Dell PowerVault MD3200」と「Dell PowerVault MD3200i」は、購入しやすい価格と高いパフォーマンスのバランスが特徴。「Dell PowerVault MD3200i」は、iSCSIに対応し、中小規模のストレージの統合やサーバ仮想化による統合環境に最適としている。



Dell PowerEdge M710HD



Dell PowerEdge R715

デル(株)
URL:http://www.dell.co.jp/

(2010/07/09)
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