富士通とマイクロソフト、Windows Azure platform applianceで戦略的協業

富士通とマイクロソフト、Windows Azure platform applianceで戦略的協業
富士通(株)と米Microsoft社は、クラウド分野においてグローバルで戦略的協業を推進することに合意したと発表した。

同協業のもとで両社は、「Windows Azure platform appliance」を活用した富士通独自のクラウドサービスを世界各国の富士通のデータセンターから提供。両社は、富士通のサーバ、ストレージなどのハードウエアを活用した富士通ブランドでの「Windows Azure platform appliance」を共同で開発する。同社ではその第一弾として、2011年初頭より日本国内の富士通データセンターからサービスを開始するとしている。同社では「ICTの最適化や効率化を戦略的に実現でき、ビジネス展開を加速して、グローバルでの企業競争力の強化を図ることができる」としている。

富士通(株)取締役執行役員副社長の石田一雄氏は「富士通は人々が豊かで、安心して快適・便利に暮らせる社会『ヒューマン・セントリックなインテリジェント・ソサイエティ』の実現を目指しており、今回のマイクロソフトの協業はその実現のための大きなステップです。本協業は、お客様に対し、クラウド・コンピューティングにおける新しい可能性を提供する機会になります。本協業は、当社のクラウド戦略に則ったものであり、新たなICT社会の創出に確実に貢献していきます」とコメントしている。また、マイクロソフト コーポレーション サーバー&ツールビジネス担当 プレジデント ボブ・マグリア氏は「マイクロソフトは、『Windows Azure platform appliance』が、業界がクラウド・コンピューティングへ移行していく中で、重要なマイルストーンになるものと信じています。当社のクラウドプラットフォームのパワーを富士通様のようなサービスプロバイダーや企業のお客様のデータセンターへ拡大していくことで、より多くのお客様がクラウドにおけるビジネス上の利益をフルに活用できるよう道を切り開いていきます」とコメントを出している。



Windows Azure Platform(http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/products/

マイクロソフト(株)Webサイト
URL:http://www.microsoft.com/japan/

(2010/07/13)
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